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破滅フラグの来訪〜カエルム編伍〜

開いて下さりありがとうございます!

「僕は伯爵から公爵になったのに……水魔法です。最低な魔力です。」


「私、花が大好きなの。花は水なしでは生きれないわ。」


「……だから何なんですか?」


「優しいカエルムらしい、水のようにとっても優しい魔法ね。」


ずっと貶され罵倒され続けていたカエルムにとって、それはまさに神からの声のようにカエルムの心を包み込んだ。


カエルムはシュネに正面から抱きつき、声を抑えることなく泣いていた。


泣き声は大嫌いだったら雷の音が全てをかき消してくれている。


そんなカエルムの背を優しくシュネは撫でると、1番奥の記憶にある歌を耳元で流した。


〜♪ずっとあなたの隣にいましょう

決して手が離れないように

だから明日も明後日も

一緒に笑い合いましょう〜♪


その日……僕は久しぶりに人の温かさを知り、この家族愛とも言えない感情に名前が付くのに時間はかからなかった。






「カエルム!シュネが部屋に居ないんだが……」


その翌朝、トイレにも自室にも居ないシュネを探しにベルクは汗を流していた。


カエルムの部屋を開けると、ベッドの上で手を繋ぎ、寝ているシュネとカエルムの姿があった。


その姿にベルクは安心すると、共に探していたメイド達に詫び、静かに扉を閉めた。






「シュネ義姉さーん!」


その日から……どこに行くにもシュネの後ろにカエルムがいる理由を、とうの本人であるシュネすらも、本当の理由を知らない。


「これから家族愛を深めていくわよ〜!」

まだまだ続きますので暫しお付き合い下さい

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