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ガーデンファントム【天使のお茶会】


 森に迷い、話声の気配に近づく。


 

 茂みは拓かれていて、


 クロスまでしかれたテーブルに椅子。



 紅茶とブランデーとお茶菓子とチョコ滝。



 席には背中に白い翼を持つ者たち。



 ひとりが立ち上がり、


 ヴァイオリンを弾きはじめる。



 

 どうやら秘密のお茶会に


 でくわしたようだ。



 天使と目が合いそうな気がした時、


 夢から覚めた。



 あの時


 夢の中でも


 話しかけていたら、



 きっと僕はこの画を描かなかった。



 天使画展での、僕の謎の言葉。




「 ファントムは天使に唄をさえずる。


 箱庭の意味が変わるまで」



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