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考え事?

コルス達と楽しく(?)夕飯を食べ終えて少しギルドでゆったりしながら今日の宿をどうするか考えていた。

普通ならここは『パーティメンバーをどうするか』考えるのが妥当なのかもしれない。確かに俺も最初は考えた。だが、そんな事よりも今日の寝床の確保が優先された。


(ギルド直営の宿でいいかな。知ってる所が其処位しか無いからな)


考える程の事でも無かった。


(必要資金の方は問題ないな)


昨日聞いた話では、宿泊代は一人200ガウ、俺の所持金は1700ガウ(公衆浴場の入浴代は50ガウ)だから、そこから200ガウを引いても1500ガウ残る。(※食事代は全てコルスが持ちました。)


という訳で私は今。ギルド直営宿屋の前に来ております。

………………なんて旅番組みたいな事やってみたが、自分でも何故こんな事をしたのか良く判らない。

夕食時も夕食後も酒は飲んでいないから酔っている訳では無い。

ただ、人は時々変な事を不意に、意味も無くやりたくなることが有る。


宿屋の扉を開けると、今朝見た(セニャ)が何か本を読んでいた。


「あの~~」

「はっ、はい!あ、ケンさんでしたか。一泊ですか?」

「はい。お願いします」

「畏まりました。それでは、お先に200ガウ頂きます。」

「700ガウからで」

「畏まりました。それでは、500ガウのお返しです。朝食はどうなさいますか?」

「急ぎの用も無いので、お願いします。」

「畏まりました。それではお部屋にご案内します」


そういって案内された部屋は、偶然か必然か、前と同じ部屋だった。


ケンは部屋に入るとすぐにベッドに転がった。


パーティーメンバーか……、多くても、コルスのパーティーと同じ4人だな。

でも、そう簡単に作れる訳でも無いだろう。


「……………………、明日ギルドに行ったらクエストの前にパーティーメンバー募集の掲示板有るか確認しよう……。」


横になりながら考え事をしていたせいか、ケンは、いつの間にか夢の世界へと入り込んでしまっていた。


いつも寝ていた時間が深夜の2時位だったからか、目が覚めたのは朝早くだった。

日本の5時位だろうか…………、もう一度寝ようと思いベッドに転がっても目がさえてしまったのか、一向に寝付けない。

と、言うことで、昨日考えていたことの続きを始めた。


「俺は盗賊だから、敵の撹乱に回れる…………、ハズ……………………。」

「いや、この時点で自分が何が出来るかも判っていないのに断定するのも憶測で語るのも止めよう。あれだ、空き巣じゃないけど、盗みに入る時だって『やれる筈』とか『誰もいない筈』とかだと失敗する可能性が高くなる。まず今日は、一人でクエストに出てみて、自分がやれそうな事を…………」

(待てよ……、この街は平原に囲まれている。其の上、物凄く凶暴なモンスターも居ない[※ギルド職員談]だったら、クエスト受けずに試しても良いんじゃ無いか?幸い金はまだ有る。1日位はクエストを受けなくても問題ないだろう)

「良し‼今日のやることは決まった!後はそれを実行するだけだ」


ケンの今日の予定決め(に成ってしまった考え事)が終わった直後に戸がノックされる

 

【コンコンコン】

「(※小声)睡眠中に失礼します。朝食をお持ちしました。入りますね。」


朝食……、もうそんな時間か…………

一日投稿にずれが出て申し訳ありません。


次回は12に投稿します。(遅れたらすみません)

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