設定【挿絵有】
序盤のネタバレ有り。
これを読むといきなり第二章を読んでも話が大体分かります。
【魔石の超新星 設定】
序盤で語られる設定を書いていきます。
「アルヴィンは分隊長なのに何で隊長と呼ばれているの?」など、作品では語られない設定なども載せていきます。
◆用語◆
【ヨーサリ】
所謂、魔術師。彼らには魔力があり、それを使い人為らざる術を使う。
彼らの魔力はほとんどが遺伝で得られる。また多くのヨーサリが七歳前後にヨーサリとして覚醒する。しかし例外もある。
夜の匂いがするという。
【アシタ】
魔術師ではない人間。
【魔力】
ヨーサリが持つ不思議な力のこと。
血液の中(血漿部分とされている)に流れている。
【魔力属性】
ヨーサリが持つ魔力には属性があり、『◯◯の血脈』と表現する。◯◯の部分には女性の名が入る。魔力によって出来ることはヨーサリによって異なる。また血液型同様、人数の割合もそれぞれの属性で異なる。
【魔石症】
ルキ凝固結晶亢進病の通称。
血漿内の魔力が凝固し、結晶化してしまう病。自覚症状どころか何故か痛みもない。しかしヨーサリが年に一回受ける血液検査で簡単に発見することができる。死亡例等もほとんどない。
◆キャラクター◆
【アルヴィン・ケンドリュー】
アンジェリカの血脈。22歳。
この話の主人公。黒髪黒目。
若いがサテライト特別捜査隊の分隊長。
短気だがそれを抑えようと努めている理性的な人。
顎を触るのが癖。
【キョーコ・シンドー】
???の血脈。17歳。
藤夜皇国から来たポニーテールの女の子。15歳の時ヨーサリだと診断される。母国からテ・ルーナ王国にヨーサリ教育を受けるためやって来た。
控えめで大人しいが、立派なヨーサリになるためアルヴィンのもとで研修中。
【ローレンス・ハモンド】
ギャブリエルの血脈。24歳。
アルヴィン隊のひとり。赤い目、金髪、口元にほくろのある美しい青年。だが毒舌で扱いづらいぞ気をつけろ。
【ニコーレ・ベルトラーミ 】
フツ、トリーシャの血脈。23歳。
アルヴィン隊のひとり。ショートカットでスタイル抜群。アルヴィンよりはふざけているが、ローレンスよりはシャンとしている。根が真面目なのはこれからの物語で語られるはず。
◆世界観◆
【ヨーサリとアシタの関係】
何百年も前からヨーサリは存在していた。
アシタとの関係がこじれ、戦争が盛んだったのは百年前。
その後は互いへの理解を深め、平和な世界を築いていくために各国が協力し保護特区を作り始めている。
【テ・ルーナ王国】
世界最大のヨーサリ保護特区。
アシタも住むことができる。ヨーサリの魔力で盛り上がる観光国。
観光以外にもヨーサリ教育や研究で大きな成果をあげる、まさにヨーサリの楽園。観光客目当てで多くのヨーサリとアシタが集まって来ている。
山の上の国なので日々肌寒い。
【藤夜皇国】
キョーコの母国。小さな島国。
魔力属性【ラウラ】の研究が盛んな親ヨーサリ国。
この国ではヨーサリは尊ぶべき存在らしい。
【丹桃白ノ国】
アルヴィンの母の出身国。藤夜皇国と軸対象的に存在するヨーサリの国。保護特区ではない。もしここが保護特区になれば世界最大のヨーサリ保護特区はここになる。
藤夜皇国と併せて『双子の国』と呼ばれている。
【エヴァリカ合衆国】
テ・ルーナ王国はもともとこの国の土地。人が住めない山々を開拓し、共に協力してヨーサリ研究に勤しむことを約束したことでテ・ルーナ王国は建国することができた。
テ・ルーナの公用語はエヴァリカと同じ言語。
◆実はね、のはなし◆
【サテライト特別捜査隊のサテライトってなに?】
テ・ルーナ王国が出来たばかりの頃はヨーサリたちが徒党を組み自警団のようなかたちで国を守っていた。
王国が改めて部隊を再編成した際に、王国所属だと分かるように『サテライト』や『プラネット』と呼び名をつけたのが始まり。
現在は捜査隊も警ら隊も王国所属のものしかないが、名残で残っている。
【アルヴィンは分隊長? 隊長?】
アルヴィンは分隊長。
しかしローレンス、ニコーレ、キョーコは彼を『隊長』と呼んで差し支えない。
これはサテライト特別捜査隊の役職に『隊長』がないため。自身の直属の上司は『隊長』と呼ぶ文化となっている。もちろん『分隊長』と呼んでも良い。
また第三者に対して直属の上司を指し示す時は『分隊長』や『総隊長』と呼ぶことが一般的。
追加があればまた追加します。