始まりは突然に
この世界では毎日同じことの繰り返し...
『つまんない。何もかもがつまんない。』
毎日毎日似たことばかり。みんな似たような生活。
「何がつまんないの?」
何がって全てにって決まってんじゃん。
ま、そんなこと言わないけどさ。
『ん〜別に〜独り言だよ〜。』
「ふ〜ん。あ、ごめん!今日用事あるから一緒に帰れないや。
ごめんね」
『わかった。また明日ね。』
「うん!また明日ね〜バイバイ」
はぁ、面倒くさい。毎日毎日同じ言葉を繰り返し使う、
同じ行動を何度もする。少しずつは変わってるんだろうけど...
『もっと大きな変化ないかな~…』
舞華は頬杖つきながら呟いた。
《面白いこと考えるおねぇちゃんだね》
突然後ろから聞こえた声に驚く舞華。
バッっと振り返った先には5歳くらいの女の子が
立っていた。
誰?と喋りかけようとした瞬間女の子が話しかけた。
《おねぇちゃん!璃々と遊ぼ!この世界を使ったゲームしよ!》
突然の事に頭がついていけない。
『は?...え?あ、あ〜、りりちゃん?どう言うこと?』
《はい、決定!じゃーまずは間違い探しから!今日から毎日毎日少しずつなくなるから気おつけてね。一つ見つけたら璃々のところに来てね!いつもここで待ってるから。あ、期限は今から明後日の午前12時までだからね!過ぎたらおねぇちゃんの命貰っていくね♪》
命貰っていくね♪と言われたその瞬間今までに感じたことのない寒気が全身を襲った。これから一体私はどうなるんだよ...