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コアラ、同族を倒す?

戦闘って書きづらいんですね。他の人が書いてる意味が良く分かります。

さあさあ、今日は狩りに出かけようと思う。

さすがに、魔物との戦闘経験が少なすぎるしな。

というわけで、食べると口の中に広がる酸味、体に程よい痺れをくれるレビ茸とユー力リの葉(麻痺ver)のサラダを食ったらスライム以外の雑魚共を狩りに行くぜっ!ーーもしゃもしゃ、ビリビリッ、ビリビリッ、ん‥‥‥ハァ、中々うめぇなおい‥‥‥‥‥‥‥。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ーーー常に身の回りの音に気をつけながら、敵影を探し、徘徊する。そう、俺は暗殺者。暗殺者なのだ。だからこそ、敵に気づかれぬように背後から近寄り、伝家の宝刀たるスラッシュで、首を一撃でとばす。ーーん、あれは‥‥‥‥‥?魔物か?気付かれないようにゆっくりと近づいていく。そして、俺は奴の姿を見た。そして、コイツにだけは負けるわけにわいかない。そういう不思議な気持ちにおそわれた。そう、ソイツはーー熊に似ているがそれより少し小柄な体躯、大きな鼻、大きな耳。まさしく、我らがコアラーダだった。


意を決して近づく。そして、スラッシュを放った!

しかし、その瞬間コアラーダは横に跳び、こちらを睨みつけてくる。‥‥‥‥‥これはやるしかないだろう。どちらも同じコアラーダなのだ。鍛錬を積み、成長した俺ならばいい勝負になるだろう。


 ソイツは、俺の様子を見て、襲いかかってこないのにいらだったのか、飛びかかってきた。


「って、速ッ!んだコイツ俺より速いじゃないか。そういや、個体ごとに伸びやすい能力は違うんだったか。しかたねえ、ケンカは素人だがおオマエ等に負けてなんかられねぇ。」


「グルァアッ!」


そんな声と共に振り下ろされた爪を回避し、最小限の動きで攻撃を当てる。僅かだが、相手の皮膚を切り裂く。

避ける、最小限の攻撃を当てる、避ける、避ける、最小限の攻撃を当てる、避ける、避ける、避ける、最小限の攻撃を当てる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


始めから、こういう風に戦おうと思っていた。

避けることになれるため、そして、自分のレベルアップのため。だけど、だけどな、コレは止めて欲しいよな。相手は逃げている。こっちが、避けつつ攻撃を与え続けていたらと獰猛な目をウルウルさせて、いきなり逃げ出しやがった。


ヲイ、それでいいのかとは思う。だが仕方ない。これも俺の成長のため。スラッシュを使い、相手の首を落とす。ソイツは、目を瞑ったまま、走っていたようだ。‥‥‥‥そんなに俺が怖かったのか‥‥‥なんだか虚しくなってきた。アッ、涙が‥‥‥‥‥‥‥‥‥。

こうして、俺と同族の初戦闘は締まらない感じで幕を閉じたのだった。

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