コアラ、ユーカリ?を食べて毒る。
ゴツゴツとした、石の感触に目が覚めた。
うっすらと目を開けると、光石の明かりに、
異世界に転生したことを思い出した。
「っとと。そんなことしてる場合じゃねぇな。
食いもん探しにいかなきゃ。」
そう言いつつ、もぞもぞと住処から這い出る。
光石よりも圧倒的に眩しい太陽の光に、目を細めながら大きく伸びをする。
「よし、‥‥‥俺って何が主食なんだ?くそイケメンのくれた情報にはなかったよな‥‥。まあ、コアラなんだし葉っぱだろ。じゃ、鑑定しながら行ってみますか。」
そうして歩き出したが、草むらに落ちている茶色いモノが目に入る。気になったので鑑定してみると、
・収納袋(高品質) 収納袋の質がいいもの。中に
入っているもの時間は止まっ たままになる。 通常のモノの、2倍近く入る
貴族のボンボンが、蛇に驚い て逃げ出した時に落とした。
とある。
「き、貴族のボンボン‥‥‥。だ、だせえよ。」
そう言いつつ、丁度いいので有り難く頂戴する。
「よしよし、コイツがあれば沢山食料とかが手に入れられるな。」
それから、かなりの時間動きまわり、薬草などを手に入れた。そして、木の種類が変わったのに気づき鑑定をかけてみる。
「‥‥‥ッ!。これは‥‥!」
そこにあったのは
・ユー力リの葉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
とあった。それを見た瞬間。俺は脇目も振らずそれを集めた。そうして、日が暮れる頃に俺はホクホク顔で住処に戻ってきた。
「フ、フハハハハハハ!!!おっと思わず高笑いをしてしまった。だが、いま!ここに!ユーカリの葉が!!コアラと言えばユーカリ、ユーカリと言えばコアラ。だが、いざ実食の時!」
俺は腹が減っていた。目の前にはコアラにとっての主食、ユーカリ。食べぬわけにはいかない。
食った。限界に近かった腹を埋め尽くすように‥‥‥。
だが、食い始めてしばらくして、気持ちが悪く、目の前がチカチカするのを感じ、思わずステータスを覗く。すると、♂の後ろに《毒状態》なる文字が。
慌ててユーカリの葉に鑑定をかける。
・ユー力リの葉 毒を持つ葉。麻痺する葉もある。
決してコアラーダの主食じゃない
よ。コアラーダは基本何でも食べ るよ。by全能な神様♪
とあった。‥‥‥‥‥大慌てで、解毒草を食った。
ステータスに、毒耐性LV2がついているのを見て、
何故だか悲しくなった。‥‥‥俺は毒耐性と麻痺耐性
を得るためにこれからも食うことにした。
今日は、魔力を一瞬で使い切りとっとと寝よう。
ちなみに、魔力は使うと増えてます。
なので
・305/305
に二日目はなっています。