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語り、そして始まる歴史

新しい世界、なにもかも見知らぬ世界というものに夢を抱いたことがあるか?


名は無いとは言うものの。

本当に名がないわけではない。

ならば本当に名が無いものは何なのか、、、、


私はこの世界をまず


ヴェルトノイ


そう名付けた


~welt neu 冒険記~

著者、グランツェ・ミヅキ・テイラー




「私の声が聞こえるか?」


「えぇ、、、本当にするんですね」


「念願だからね」


「嬉しいね、手伝えるとは」


「すまないね、適合者が君だけしかいなくて」


「なに、気にすることはないさ」


「そう言ってもらえると少しは心が晴れるよ」


「愛してる」


「それを言うな、うっかり手順を間違えてしまいかねん」


「そうなったら彼らのようになるか、、、その時は僕の作ったあれで、、、」


「私は、、撃つよ。ためらいなくね」


「そういうとこ、ホント好き」


「冗談言ってないで、さっさと私に命乞いしたら?」


「できるだけ、かっこよくしてくれ」


「最後までそれなのね、まぁいいわ」


「生まれ変わったらよろしく」


「さようなら」


「…………」


「愛しています、あなたを。いつまでもあなたと、、、いたかった」


「ボタン押すの忘れてるよ?」


「//////!!さっさと死ねっ」


「……」




………



この世界には3つの大きな国がある


アルマレイノ


マジアカステロ


アブニールアンピール


世界は半分をアブニールアンピールが支配し、

残りをアルマレイノとマジアカステロとが分けあう形で平衡を保っていた

しかし、マジアカステロの新代の王がこの平衡を破る

アルマレイノに侵攻したのだった

マジアカステロは魔法を主とし、

対してアルマレイノは武器を主とした

剣が魔法に勝てるわけもなく1ヶ月たらずでアルマレイノの自治地域を制圧

追いやられたアルマレイノの兵達は首都であるアルマレイノに集結

しかし、マジアカステロの軍はそれ以降、一向に攻めては来ない

しかし、アルマレイノの兵が打って出ようとするとそれには迎撃、

そしてまた動かなくなる

奇妙な沈黙が漂う中、ついにマジアカステロが引き返していく

アルマレイノの王はこれを機とみ、自治地域を取り返さんと軍を出す

しかし何処もかしこももぬけの殻

村に行っても荒らされたあともないが村のあった痕跡すらない

不思議に思ったアルマレイノの王は各地の軍に再度招集をかけた

会議の最中、とある兵士が大きく光る何かを見た、と言う

しかしまたそれ以降音沙汰もなく一ヶ月が過ぎた

そしてアブニールアンピールの者は目を疑う事実を目の当たりにする

つい一日前まではそこに地が存在し、アルマレイノという国があった場所が深い奈落へと変貌したのだ

そんな驚きの最中、この物語は始まる




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