表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/116

ボス、結婚

「助けて!お兄ちゃん!」


今日も今日とでFMJはボスに泣きつくように執務室のドアを開けた。


「今度はどうしたんだー?カバンにゴキブリでも入っていたかー?」


そうどうでもよさそうにボスは返答した。


「違うの!もしかしたら私結婚させられるかもしれないの!」


「へー、よかったじゃん、俺の仕事場で全裸になる奴を娶ってくれる奴がいて」


「全然良くないよ!お見合い結婚とかいや!」


「なんだ?親にお見合いしろっていわれたのか?」


「うん、でも私結婚するならお兄ちゃんとしないといけないもん!お見合いなんか出来ないよ!」


「兄弟同士は結婚出来ないぞー?とゆうわけでお見合いして早いうちに結婚しときな、年取って周りが既に結婚していて自分だけ結婚していなくって焦りまくるぞ?」


「うん、だから早いうちにお兄ちゃんと結婚しないと」


「いや、俺の話聞いてた?」


「聞いてたよ?私が結婚出来なくて焦る前にお兄ちゃんと式挙げようって話でしょ?」


「うむ、聞いていないな」


「とにかく!私はお兄ちゃん以外と結婚する気はないのでお見合いには行きたくない、しかし親は認めるわけがない、そこでお兄ちゃんには彼氏役をして欲しいの!」


「は?」


ボスはイミフとゆう感じの表情を浮かべた、しかしFMJはお構いなしに話を続けた。


「いいでしょ?お兄ちゃんと結婚するのはもう決まったことなんだから、いつか親にも顔を出すわけだし」


あれ?もう決まったことなのか?俺はFMJと結婚する以外の道はないのか?


「……………てことは俺、お前の親に会わなきゃいけないのか?」


「うん、当然」


「仕事があったとしても?」


「仕事なんて何時でも出来るでしょ?」


そう言うとFMJはボスの手を取って顔を近づけた。


「お願い、とりあえず明日親に会ってくれない?」


「明日!?そんな急なこと言われても……」


「お願い!輝かしい私達の未来のためにも!」


正直に言うと滅茶苦茶嫌だが、どうもお見合いをしたくないFMJに押されて、結局ボスはFMJの親に会いにいくことになった。


……………………………………………………………………


「……………なんでこんなことに」


ボスはFMJの家の前でボヤいた、FMJの家はかなりのお屋敷だった、どうやら由緒正しい家柄というやつだろう、こりゃお見合いにする理由もしきたりというやつかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ