ボス、幼女
後日、アランさんは錠剤の入った瓶をボスに渡した。
「では、FMJさんに渡しておいてください」
「俺が渡すのか?」
「ええ、私はまだ仕事が残っていますので」
「ん、了解した」
「あ、そうそう、この薬は1日二錠、夕方に飲むように伝えて下さい」
「了解した」
そう言ってボスは瓶を受け取り、執務室に向かった。
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「おーいFMJ、薬できたってよ」
そう言ってボスは瓶をFMJに見せつけた。
「え?本当!その瓶の中に入ってるのが薬なの?」
「ああ、1日二錠、夕方に飲むそうだ、飲みすぎるなよ?」
「うん!ありがとうお兄ちゃん!」
FMJはご満悦な表情で薬を受け取り、執務室から出ていった、それから約数十分後にアランさんが駆け込むように執務室に入ってきた。
「ボ、ボス!FMJさんはどこに行きました!?」
「え?FMJなら自宅に帰っていったけど?なんかあったの?」
「じ、実は間違えてFMJさんに別の薬を渡してしまったんです!」
「な、なんだって!どんな薬を渡したんだ!」
「そ、それは…………」
アランさんが説明しようとしたら突然ボスの携帯が鳴り出した。FMJからだった。
「どうしたFMJ!なにかあったか!」
「おにいちゃんたすけて!からだか………」
「体がどうしたんだ?てゆうかなんか喋り方がミヤっぼいぞ?」
「いいからたすけて!いまここのビルのロビーにいるの」
「よ、よしわかった!ちょっと待ってろ」
そう言ってボスは急いで執務室を飛び出し、ロビーに向かった。
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「FMJ!どこにいる!」
ロビーについたボスはFMJの名前を大声で叫んだ、すると返答が聞こえた。
「おにいちゃん!ここだよ!」
その声のする方に向かったが、何故かFMJがいなかった、しかしFMJの服を引きずっている幼女がいた。
「おにいちゃんたすけて!」
「え、FMJ!?お前こんな小さかったっけ?」
「ちがうよ!くすりをのんだらからだがちいさくなったの!」
「そ、そんなバカな!」
ボスがビックリしていると、後ろからポンとアランさんが肩に手を乗せてきた。
「ボス、FMJさんに間違えて渡してしまったのは若返る薬です」
「あんた何でも作れるんだね、俺びっくりだよ」
ボスがアランさんの方を見て関心しているとFMJが
「そんなことよりはやくもとのからだにもどしてよ!」
「申し訳ありせんがすぐには作れません」
「いつものパターンだな、問題ない」
ボスが決め顔で答えるとFMJは顔に青すじを立てながら文句をいった。
「もんだいおおありよ!なにきめがおしてるのおにいちゃん!」




