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ボス、慰め

「ふぇぇぇん、私太ってないもん〜」


そう泣きながらFMJはボスの胸をポカポカ叩き続けた。


「わ、悪かった悪かったって、大の大人がそんな泣くなよ」


「……………同僚にも言われたの」


「へ?」


「最近、お前太ったなって……だから気にしてたの」


そう自分で言ってFMJはショボーンとし始めた。


「………じゃあお前、ダイエットしなきゃじゃないのか?」


「そうなんだけど、ダイエットって食事制限とかしないといけないから嫌」


「いやお前、食事制限やら運動やらしないでダイエットって、あったとしても健康じゃないだろ」


「分かってるんだけど………」


FMJはさらにショボーンとした、その様子を見てボスはひらめいたように言った。


「ん〜、よし、ここはあの人に頼ろう!」


「あの人?」


「アランさんだよ、あの人にできないことは基本ない」


そう言ってボス達はアランさんのいる研究室に向かった。


……………………………………………………………………


「…………また薬の開発ですか?」


滅茶苦茶嫌そうな顔でアランさんは言った。


「ああ、だが恐らく今回アランさんに依頼するのはいままでで一番楽な薬だとおもうぞ?」


「本当ですか〜?」


滅茶苦茶半信半疑な顔でアランさんは聞いた。


「ああ、本当だとも、痩せ薬を作って欲しい」


「痩せ薬?悪いですけどそれは個人的に作りたくありません」


「何故だ?」


「恐らくその痩せ薬を作って欲しいのはボスではなくFMJさんですよね?」


そうアランさんはFMJの方に顔をむけて聞いた、FMJは無言で頷いた。


「正直に言って痩せ薬は作れますが、体にはすこぶる悪いと思います、なぜなら私が作る痩せ薬は脳内にある満腹中枢に直接刺激を与えて満腹だと脳に錯覚させる薬だからです、もし万が一の事があって脳の満腹中枢が機能しなくなったら生命活動に支障がきたします

、なので私は普通にダイエットする事をおすすめします」


そうつらつらとアランさんは言った、それを聞いたボスは懸念の表情を浮かべてFMJに顔を向け


「FMJ、なんかアランさんの説明聞く限りだと体にはすごく悪いみたいだ、ここは素直にダイエッ………」


ボスは途中で話すのを止めた、何故ならFMJの顔が何故かキラキラ輝いていたからだ。


「アランさん!つまり作ることはできるんですね!!」


「え!?今の私の説明聞いてました?」


「ええ!おかげで確実に痩せることができるってことが分かりました!!」


「…………聞いて、なかったんですか………」


がっくしとしているアランさんの手をFMJは掴んで真剣な眼差しで言った。


「アランさん!お願いです!一刻も早くその魔法の薬を作ってください!」


「あの、だから……」


「お願いします!!!!」


「………………はい」


その様子を見たボスはアランさんに一言。


「おいおいそれでいいのかアランさん」



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