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ボス、兄妹

「いやいや、まて」


「ん?なに?お兄ちゃん?」


「お兄ちゃんってお前、俺達戸籍上は兄妹かも知れないけど、血縁上は俺達赤の他人だからな?つーか取り消して貰いにいこうぜ?」


「取り消すって縁組の?」


「そうそう、大分昔の話だし、今別に死んでも誰かはお参りに来てくれるし」


そうボスが説明すると、FMJは少し鋭い目つきになり


「なに?もしかして私と兄弟関係になるのが嫌なの?」


「嫌っつーか、いまそんなことしなくてもいいんじゃないかなーって」


そう言った瞬間ボスの頬を何かがかすめ、血が出た、飛んてきたのはボールペンだった


「嫌って何よ、せっかくお兄ちゃんが手に入るかも知れないのに嫌って何よ、第一兄弟の一人や二人なんていたって問題ないでしょ?なのになんでお兄ちゃんはそんなに拒むの?ねえ?お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」


「ちょ、お前落ち着いて、すごい怖いんだけど、だからついさっきも言ったけど別に嫌なわけじゃないから」


「じゃあ兄弟関係認める?」


「いや、だからそこは慎重に役所に持って行って取り決めしたほうがいいかなー、て」


「………………………そう、やっぱり嫌なんだ」


そう言ってFMJはどこからか縄を取り出し、首に括っていた


「ちょ、お前来客室を曰くつきにする気か?落ち着いて」


「じゃあ兄弟関係認めてよ」


「………………………わかった、認める」


なんでこうなった?来客室の為に戸籍を動かす俺って一体…………………


そうボスが心の中で思っている反面、FMJはパああと顔を緩ませ


「本当に!ありがとう!!」


「ああ、兄弟関係は認めたことだし、FMJは早く帰りなさい」


ボスが帰るように促すが、FMJは全く聞く耳を持たず、何故かキョロキョロしていた


「なにキョロキョロしてんだ?」


「ん?お兄ちゃんの自室はどこかなーって」


「俺の部屋は存在しない、なぜならここは仕事場だからな」


「でも執務室はあるよね?しかもそこで寝泊りしてるでしょ?」


「ああ、なんでわかるんだ?」


「スーツがヨレヨレだもん、それに靴に泥がついてない」


「これはお見逸れしたな、未だに軍人なのか?」


「ううん、もうやめた、いまはシークレットサービスやってる」


「シークレットサービス!?まじか!」


「うん、なんか受かった」


「すごいな、でもそれなら今のうちに仕事戻ったほうがいいんじゃないのか?」


「大丈夫、有給とった」


「なら家に帰って寝ろ」


「やだ」


やだ?そんな選択肢があったのか、ん?この流れはもしかして………………


「なあ、泊まる気か?」


「うん」


やっぱりー!やっぱり泊まる気だよ!こいつ泊まる気だったよ!


「今のうちに警告する、俺の部屋にはベッドが一つしかない上に一人用だ、とても寝れない」


「二人で寝よ?」


話聞いてるぅぅぅぅぅぅ!?寝れねーつってんだろ


「もういい、俺は床に寝るからベッド使え」


「一人で寝ると昔を思い出しちゃうよ、ほら、あのムシムシした熱帯前線の所、だから二人で寝たいなー」


「だから無理だって、スペースねえもん」


「なんとか作るよ」



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