ボス、俺の昔話をしよう2
突然ですが私新しく「異世界いってもボスとは…………」を書く予定です、宜しければ読んでください
「ここが特務機関ビルか……………」
そう大統領に渡された地図を持ってボスは言った。
「まあ大統領には一応感謝しなきゃな、いつまでも先の見えないフリーターよりもよっぽどましだしな、うんうん」
そうビルの前で独り言をいっているとビルの中から一人出てきた
「すみませ〜ん」
どうやら受け付け係のようだ
「あ、はい、なんでしょうか?」
「貴方が今日配属される副ボスですか?」
「あ、そうです!名前は…………………」
「あ、規則でボスと副ボスの名前は大統領と政府関係者以外教えてはいけないことなっております、契約書に書いてありませんでしたか?」
「え?ああ、書いてありました」
「じゃあそのようによろしくお願い致します、ああ、あとボスにご挨拶したほうが宜しいでしょう、これからボスとは長い付き合いになると思うので仲良くしたほうがよろしいかと」
そういって受け付け係はビルの中に戻っていった
「ま、一理あるしいつまでも外につっ立ってる訳にもいかないしビルに入るか」
こうしてジャックは人生を大きく変える第一歩を踏みしめたのであった、
さて、ビルの中に入ってついさっき話をした受け付けにボスの居場所について訪ねた
「すみません、ボスはいま何処にいますか?」
「ボスなら恐らく執務室にいるかと…………それと副ボス、部下相手に敬語は不要ですよ?来客の方などに笑われますよ?」
「わ、わかった、それで執務室はどこにある?」
そうジャックが質問すると受け付け係はエレベーターに指を指して
「あのエレベーターに乗って最上階まで上がって頂ければボスの執務室です」
「わかった、どうも」
そういってジャックはエレベーターに乗り、最上階のボタンを押した。エレベーターはどんどん上に上がり、すぐ最上階に到達した
「さ〜て早速ボスとご対面だ、ザイク中尉みたいな面倒くさいやつじゃないことを祈る」
そう心の中でジャックは願い、執務室のドアをノックして入った
「失礼しまーす」
「はいはーい!」
そう答えたのは髪は肩まで伸び、赤髪に紅い目をしたジャックより若そうな下着姿の女性だった
「貴女がボスでしょうか?」
「うん、そうだよ?貴方は副ボス?」
「はい、今日から配属になりました、よろしくお願い致します」
「ん〜硬いな〜そんな硬くならなくてもいいんじゃない?」
「はあ…………………何分以前は軍隊にいたもので……………」
「軍隊!?そんな所から来たの?道理で私が下着姿でもツッコミがないと思ったわ、まあいいわ、とりあえず私と会話する場合は敬語は不要だから」
「え、まじで?」
「早速敬語無しできたわね、でもそのほうがこちらとしてもやりやすいからそんな感じで頼むわ」
そういってボスは手を出した
「…………………?なんですか?」
「握手よ握手、あとまた敬語使ってる」
「ああ、なるほど」
ジャックも手を差し出し、握手をした
「で、俺はこの後何をすればいいんだ?」
そうボスに質問すると、ボスは人差し指を口にあてながら
「うーん、もうすぐ仕事がくるんだけど………………」
そうボスが言ったのもつかの間、執務室のドアが突然開き、スーツ姿の男が
「ボス!アメリカ政府から仕事が入りました!」
「あ、わかった〜すぐ行くって言っといて」
そうボスは言いながらロッカーからスーツを取り出し、着替え始めた
「早速仕事よ、良かったね〜副ボス」
「何も良くないがどんな仕事なんだ?」
「さあ?」
「さあ!?」
「とにかく退屈しない仕事なのは確かよ、屋上にヘリが待っているから先に行って」




