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ボス、疲労

別にミヤと寝るのが嫌いなわけではなかった、だが執務室にあるベッドはボスが残業で寝泊りする際に使うものなので、二人で寝るには少し窮屈であった


「ミヤ、あのな、あのベッドは基本一人で寝るために設置したベッドだぞ?つまり二人で寝るには少し窮屈なわけだ、あれで寝ようとしてら生半可なもんじゃないぞ?」


ボスはそう言ってミヤをなだめようとするがミヤは


「だいじょうぶだよ、わたしもちいさくなればふたりでねれるし、それに………」


「けんきゅうしつにひとりでねるのさみしいし…………」


こいつ、結構寂しがりなんだな、


「………………」


「………ねえ、いいでしょう?」


「………早く寝ろよ、俺明日早いから」


「……………!うん!」


そういうとボスとミヤはベッドに入って一緒に就寝することとなった、そしてここからボスにとって悪魔の夜となった…………


さて、ボスとミヤが就寝して約5時間はたとうとしていたころ、ボスは何故か寒気を覚え目が覚めた、隣ではミヤがすやすやと寝ており何故自分の目が覚めたのか余りよくわからなかったが、とりあえず二度寝しようと思った瞬間!


バキ!


突如ミヤのあしがボスの顎に鋭い蹴りを喰らわせた、あまりの痛さにボスは顎をおさえたが、ミヤはスヤスヤ寝ていた、どうやらミヤはすこぶる寝相が悪いらしい、なんとかミヤの寝相の被害に合わないようにしようとボスは抱き枕で防護壁を作ろうとした、すると今度はストレートパンチを顔面に喰らいそのままボスはベッドから床に落っこち、その時運悪く腰を痛めてしまい、動くに動けない状態になってしまった


「イテテテテ…………腰思いっきり打っちまったよ」


さてどうしようか考えるのもつかの間、今度はミヤまで落ちてきた、しかもその際にボスの腹にエルボーを喰らい、もはや悶絶するしかなかった


「〜〜~~~~~~~~!(し、死ぬ!)」


しかしミヤはベッドから落ちたにも関わらず

全く目覚めることはなく床の上でスヤスヤ寝ていた、やがてボスの体の上に転がりながら乗っかりボスと顔を合わせるような状態になった


ボスは心の中で思った、頼む!これ以上もうなにもおこらないでくれ!


しかしボスの願いは叶わなかった、何故か寝ているはずなのにミヤはボスのきているシャツを破り、ボスの体をそこら中噛みまくった


痛い!これはなにものにも変え難い痛みであった



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