ボス、愛情?
ミヤは注射を射ってからとゆうもの、何処となくご機嫌斜めだった
「なあ、痛い思いさせて注射を射ったのは謝るからさ、機嫌直してくれよ」
そうボスが謝るがミヤは全く見向きをしないで、ずっと体育座りでムスッとしていた
「頼むよ~、機嫌直してくれよ~」
「・・・・・・・うれしくない」
「ん?」
「あやまられても、うれしくない」
なに言ってるかボスには全く分からなかったが、副ボスが小声で
「ボス、もしかしたらほめてほしいんじゃないんですか?」
「ほめてほしい?」
「ええ、ボスに怒られた後だったし、ボスに言われたことを見事守ったから褒めて欲しいんだと思います」
「そういうものなのか?」
「大体そういうものです」
ふうむ、と少し考えた後にボスはミヤの真正面に立ってしゃがみ
「よく我慢したな、ついさっきは怒鳴って悪かったな、偉い偉い」
そういってボスはミヤに抱きついた
「・・・・・・えへへ」
笑った、正直にいってボスはビックリした、確かにミヤには感情があるのは最初見た時から知っていたが、ここまではっきりした嬉しいという感情を出すのを初めてみたからである
「しかし副ボス、お前子供をあやしたりするの得意だな、子供が何して欲しいとかそうそうわかるもんじゃないぞ」
「ああ、まあ私にも子供いましたからね」
「え、子供いたの?てか結婚してたの?」
「ええまあ、知らなかったんですか?」
「しらなかったよ、てゆうかもしかして俺以外皆知ってたのか?」
「ええ、大統領とか結婚式でなんかスピーチしてましたから」
「それいつの話だよ!」
「もう数年前の話ですよ」
「まあああああああああああ!!!!!」
あまりに心に受け止めるには容量が大きすぎたため、思わず声が出てしまった
「・・・・・なるほど、じゃあお前今日から早めに帰っていいよ・・・・・今日から俺頑張るから・・・・・」
「え、別にいいですよ、そんなことしなくても」
「だってお前・・・・・早く帰さないとお前の家族に申し訳ないし・・・・・・」
「私の家族、もういませんし」
「・・・・・・・え?何離婚?」
「いやまあ離婚じゃないですけどね」
「じゃあ何?」
「ここから先は個人情報です」
副ボスは話す気が無さそうなので、再びボスはミヤに顔を向けた
「さ、注射も終わったし、お前にはいろいろ覚えて貰うことがあるからな」
「なにをおぼえるの?」
「まず銃の撃ち方、その次に格闘術、その次に道徳だ」
「じゅう?」
「ああ、素手で殺すより楽だしな、早速射撃場に行くぞ」
そういってボスとミヤは射撃場に行くことにした・・・・・
「違う違う!腕で押さえるんじゃない!腰で押さえるんだ!」
6発は撃ったはずなのに何故か穴一つない的に指を指していった
「そんなこといわれてもわからないよ~」
「なら今覚えて貰う、いいか?よく見ろ?」
そういってボスは拳銃をもって構え、説明した
「持ち方は両手持ちで弾倉に手を添えて、腰で銃を支えているようにイメージするんだ、そんで後は狙う!」
バン!ボスの撃った弾は見事、的の中央に命中した
「今の見て分かったか?銃は女性の方が上達が早い、だから練習しただけ上手くなれる」
「・・・・・・・うん、やってみる」
そういってミヤは銃を構え、的に狙いを絞り込み、発砲した、
バン!
今度は的には当たった、だが中央にはまだまだであった
「おお!たった一回で凄いじゃないか!よくやったな!」




