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ボス、観察

ボスがアヤを寝かしつけて一日たった、アヤは後に大統領に渡さないといけないので、いろいろ社交的でなければいけない、というわけでボスがミヤの教育係に任命された、理由はアヤの馬鹿力と猿やイモリよりも超越した身体能力に対抗出来るのはボスだけであるからである


「う~ん、一日で何処まで大人しくなったかね~」


そういってボスは開発部門棟に入っていった

、入った直後研究者が集まってきた


「ボス!助けてください!」


「・・・・何があった?」


「つい先程製造ナンバー001に注射を射とうとした瞬間グズってしまって、腕を押さえつけて射とうとした瞬間思いっきり暴れてしまって誰にも手がつけられません!」


「ふう、わかった、早速研究室に向かうこととしよう」


そういってボスは研究室にはいった、まず目に入ったのはそこら辺に横たわっている研究者であった、多くは壁の近くに横たわっている所を見ると恐らく投げ飛ばされて壁に叩きつけられたのであろう、だが幸いなことに横たわっている研究者は全員気絶しているだけで、致命傷を追っている研究者は一人もいなかった


「全く・・・・・こら!ミヤ駄目じゃないか!昨日約束したろ!気に入らないことや腹が立っても暴力を振るっちゃいけないって!」


ボスはミヤのほうを向いて大きな声で説教をした、対してミヤは泣きながらボスに言った


「だって・・・・・いたいこと・・・・するんだもん・・・・・」


「痛いこと!?銃弾に撃たれた訳でもナイフで刺された訳でもないだろ!!ちょっと位痛いからってグズって癇癪おこすんじゃない!ミヤのために注射うってんだぞ!」


「でも・・・・・・・・いたいの・・・・・いやだもん・・・・・」


「でももへったくれもありません!!我慢しなさい!」


ボスがそういって足元におちていた注射器を拾ってアヤの所に近付いた


「さあ、腕をだしなさい」


「・・・・・・・・やだ・・・・」


ミヤがなかなか腕を出さないので、ボスはどうやったら腕を出すか考えていると


「おや、ボス何をてこずっているんですか?」


そう声をかけてきたのは副ボスであった


「ああ、副ボスか、いやな、ミヤがなかなか注射を射たせてくれないんだ」


「・・・・・・・だっていたいんだもん」


「ハハハ、本当だ、よっぽど注射がきらいなんですね、ボスに良く似てます」


「あ?俺?俺別に注射嫌いじゃないぞ?」


「だって以前ボスアランさんに注射射たれそうになって奪おうとしたじゃないですか」


「あ、う~ん、あれはな~、俺があの時嫌いだったのは注射じゃなくて注射器の中の薬であったわけで・・・・」


「言い訳に過ぎませんよ、実際注射うちませんでしたし」


副ボスが言った話を聞いたミヤはボスのほうを睨んで


「じぶんだけ・・・・・・ずるい・・・・」


「う、わ、わかった、じゃあこうしよう、俺も注射を受ける、だからお前も注射を受けろわかったか?」


ボスがミヤにそう提案すると、ミヤは少し考え、


「ん・・・・わかった・・・・」


こうしてボスとミヤは一緒に注射を受けることになった、ちなみにミヤが受ける注射はアランさん曰く、ミヤの遺伝子に組み込まれた【強化細胞】という性質を抑制するらしい、どんな性質かと言うと、例えば腕がもげたり、腹に大穴が空いたりしても体の細胞が再生しようと通常の何倍もの速さで再生するらしい、しかも再生不可能な臓器や眼球までもを再生することができるそうだ、だがこれにも欠点があり、再生する際物凄いエネルギーを必要とし、ミヤの体格からしてすぐ命に関わるかも知れないらしい


「じゃあうちますよ~」


そう研究者が注射を持ち、二人に注射を射った、注射は約二十秒で終わり


「はい、お疲れさまでした~」


そういって研究者が言って、二人から離れた、ちなみにボスに射った注射は只のブドウ糖である


「・・・・・別にブドウ糖を射つ必要はないが・・・・・」


そうボスが言って、ミヤの方を見ると、ミヤはよっぽど痛かったのか、下唇を噛んで声を殺して泣いていた


「そ、そんな痛かったか?」


ボスがそう尋ねるとミヤが激しく頷いた、

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