ボス、生命誕生
ボスがアランさんに人肉を渡して丸一日たった、ボスがアランさんに薬を作れといった時と同じように一日で開発した、ボスはその報せを受け、早速開発部門棟にいった
「ふ、また一日で開発してしまうとは最早神ががってきたな、アランさん」
そうボスがアランさんに言った、等のアランさんは薬を作った時と同様に、目は虚ろでどこを見ているか全くわからなかった、しかも今回は自我が軽く崩壊し、後に精神病院に直行することになった
「で、今すぐ完成した人工生命に会うことは出来るの?」
ボスがアランさんに質問した
「ふへ、全く問題ないですよ?どうぞぐへへは研究室にいって会ってくだはい」
「アランさん、麻薬でもやってんの?」
「何ででくか?」
「これは酷い、精神病院行きだな」
そういってボスは完成した人工生命をみる為に研究室にむかった、研究室には一人?、立ってこちらを見ている少女がいた、青い目に長い銀髪、人間とは何処か違うその少女はずっと真顔である
「お前がアランさん作の人工生命か」
「・・・・・・・・・」
「お前の製造ナンバーは?」
「・・・・・・・・・・・・?」
「・・・・・ああ、そうか、いいか、お前の名前は製造ナンバー001だ、よく覚えておけ?」
「・・・・・わたしの、なまえ?」
「ああ、そうだ、お前の名前は001、不満か?」
そうボスが尋ねると001は真顔のまま頷いた
「え?不満?まじで?う~んこいつは予想外、感情まで備わっていたとは・・・・」
001に不満と言われたので、真面目に名前を考えること十分
「よし、じゃあお前の名前はミヤだ、この名前が気に入らない場合は強制的に001にするからな、わかったな?」
ボスが尋ねるとミヤはコクッと頷いた
「よし、ミヤ、お前は自覚ないと思うがお前には常人とは比べ物にならない程の馬鹿力と猿やイモリよりも超越した身体能力が生まれながらにして備わっている、だからこれから出会う研究者の言うことに不満を覚えたり、腹が立ったりしたとしても絶対に暴力を振るっちゃいけないぞ?」
「・・・・・けんきゅうしゃってなに?」
「・・・・・・・ああ、そこからか」
どうせなら色んな知識を貝馬を作る時に叩き込んで欲しかった、とアランさんと研究者達に願ったボスであった
・・・・さて、ミヤに色んなことを教えること八時間、ボスはいろいろ教える間にあることに気がついた
「そういえばお前、腹は減らないのか?」
「はらがへるってなに?」
「う~ん、なんて言うかな~こう、腹の中に何も無くなって空気が胃袋を通過する感覚がするんだ」
「それってつらいの?」
「ああ、物凄く辛い、何時間も腹が減ると何も考えられなくなる、それほど辛い」
「よくわかんない」
もしかするとミヤには空腹と言う概念は無いのかも知れない、だとしたらどうやって栄養を取るんだろうと考えているとある物が目には入った、点滴だ、しかもブドウ糖ではなく栄養1、栄養2と書いてある
「あ、あれか」
ボスが一人で納得して再びミヤの方を見ると何やら目を擦って物凄く眠たそうな顔をしている
「眠いのか?」
「・・・・・・・んん」
どうやら睡眠は必要らしい、そこはボスと一緒である
「まあ随分長々と喋ったからな、いや悪かった、寝ていいぞ」
そういってボスはあらかじめ研究スタッフが用意したであろうベッドを指差した
「・・・・・・ねるってなに?」
「ああ?寝るってのはそこにあるベッドの上に横になって目を閉じるんだ、するとその内自分の意識が無くなって寝ることが出来る」
「・・・・なんか、こわい」
「怖いことなんか何もない、寝れば明日は元気になれるしな」
「・・・そうなの?」
「ああ、そうさ、だから早く寝な」




