ボス、仕事第一
「つまり私にあの二人を捕獲して欲しいってことですか?」
「恐らくそういうことだ、十人将校会にとって相当憎たらしいんだろうな、あいつら殺した場合はビデオカメラで撮ってその映像を渡してくれ、とまで言われた、まあ子供殺してる所撮ったのは裏ビデオに売るんだと、なんでもそれ見て興奮する奴がいるらしいから、高値で売れるんだと」
「・・・・つまり十人将校会は私にあの二人を殺して欲しいんでしょうか?それとも拉致して十人将校会の所に持っていけばいいんでしょうか?」
「そこは自分で決めていいそうだ、どちらにしても金になるらしいからな」
そう言われるとボスは少し考え
「わかりました、では手っ取り早く殺しましょう」
「うむ、頼んだ」
そしてボスはホワイトハウスを後にした
さて、自宅に帰った時にはもう夜中だった、
「なるべく自分の家だから汚したくないんだよな、後で死体処理の業者呼ばないと」
そういってボスは引き出しから拳銃とナイフとハンマーを取り出し、ズボンのポケットにしまった、すると
「おじさん・・・・・・」
急に後ろから声を掛けられ、思わず後ろをむくとアヤがたっていた
「・・・・・どうしたんだい、アヤ?」
そういってボスはアヤに近づいた、よく見るとアヤの顔には泣いた跡があった
「どうしたんだアヤ?何かあったのか?」
ボスがそう質問するがアヤは全く何も言わない
「もしかして・・・・一人で寝るのが怖くて俺が帰ってくるまで泣いていたのか?」
ボスがそういった途端、アヤはビク!としてうつ向いてしまった、しかも顔はだんだん赤くなっていった
「ハハ、ごめんごめん、さみしかったんだよな」
そういってボスは優しくアヤを抱き締めるとアヤはボスの胸板に顔を埋めた
「俺もすぐ寝るから、アヤも早く寝なさい」
ボスがそういうとアヤはボスが寝ているソファーに向かった
「・・・・さて、準備しないとな・・・・」
ボスは拳銃の弾倉をチェックした、総弾数は約16発、二人の子供を殺すのには充分だ、撃鉄を上げ、まずアヤの所に向かった、アヤはソファーでスヤスヤと寝息をたてながら寝ている、どうやらボスが帰宅した安堵感が睡魔を誘ったようだ
「まずアヤからだ、アヤ、俺を恨むなよ?」
バン!ボスの家の中に銃声が響きわたった
「なんの音ですか!!?」
そういって出てきたのはアリスである
「一体なにが・・・・アヤ!」
アリスはアヤの死体を確認し、思いっきりアヤの肩を揺すった
「アヤ!アヤ!目を醒ましてよアヤ!・・・・・・・お願い、目を・・・・開けてよ・・・・」
やがて腰の力が抜けたのか、ペタッと床にへばってしまった
「おじさん・・・・・なんでアヤは死んだんですか・・・・?」
アリスがボスにそう聞くとボスは迫真の演技で
「わからん・・・・・俺も音を聞いて駆け付けてみたらもうすでに・・・・」
ボスがそういうとアリスはアヤの顔を見て
「アヤ・・・・・なんで私とお父さんをおいて死んじゃうのよ・・・・・・何とか言ってよ・・・・前みたいに笑ってよ・・・・ねえ・・・・・」
「・・・・・・・アリス、こんなこと言うのもなんだがアヤは死んだんだ、いつまでも未練たらしくしていたら、やがてアヤだって腐っちまう、それじゃアヤが可哀想だろ?」
「でも・・・・・でも・・・・・」
アリスがそう言っているとボスが
「アリス・・・・あのな?」
ボスは一つ間をおいてボスは言った
「俺はピーピーうるせえっつってんだよ」
急にボスの声が変わったのにびっくりしてアリスはボスのほうを向いた
「ついでにもう一つ教えてやんよ、お前の親父はもうコンクリート詰めになってるよ、もうお前は天涯孤独だよ」
「・・・・・え?」
「ついでにアヤを殺したのは俺だ、安心しろ、お前もすぐ後を追うことになる」
「お、おじさん?き、急にどうしちゃったの?おかしくなっちゃったの?」
「俺はおかしくねーよ、おかしくなっちゃったのはお前」
「だ、たっておじさんがアヤを殺す動機がないじゃん」
「あ、そういえばお前に細かい仕事内容教えてなかったな、俺の仕事はアメリカ政府から来た依頼をなんでもこなす機関のボスだ、んでもって今回は政府の依頼じゃないが、特別に受けた依頼だ、で、その依頼の中にお前ら暗殺があったって訳だ」
「・・・・・・じゃあつまりアヤを殺したのもお父さんを殺したのも政府なの?」
「お、察しが早いな、その通りだ、で、今回アヤを殺すのを実行したのは俺だ」
「・・・・・この、腐れげど・・・・!」
アリスがいいかけたその瞬間、一発の銃声が鳴った




