ボス、社会人に大切な物は切り替え
ボスは地下室から地上階に戻り、リビングで休むことにした
「久しぶりに強敵だったな」
そういってボスはソファーに寝転がり、少し考え事をしていた、何を考えていたかと言うと、自分に何故休日がもらえたかである、アメリカにとって邪魔な奴等は山程いるし、アメリカを嫌っている奴等も同等にいるはずだ、ならばボスに休日があるはずがない、ましてやチートになれる薬に適合したボスならば体力はもちろんのこと、任務達成率も並の軍人の倍だろう
「・・・・・考えるのもめんどくさいな!本人に聞くか!」
ボスはホワイトハウスに向かうことになった
さて大統領執務室に着いたボスがまず目にしたものは、書類だらけのデスクに顔を埋めて寝ている大統領だった
「大統領!起きてください!
そういってボスは大統領の肩を揺するが全く起きない
「・・・・・あの手を使うか」
そういってボスは何処からかともなく思いっきり振った一本のコーラ入りの瓶を大統領の尻にセットインした
「バイルダーオン!」
そういってボスは大統領の尻の穴に振ったコーラをぶちまけた
「ウワワワワワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!?!?!???」
飛ぶように大統領は起き、尻からコーラを垂らしながらボスに言った
「てめえ!人が気持ちよく寝てるってのになんてことしてくれんだ!おかげで俺の尻穴は大洪水だ!」
「だってこうでもしないと大統領は起きないんですもん」
「もっといい起こしかたあったよね!?」
そういって大統領は息を切らしながら席に座った
「全く、で、俺に何のようだ?コーラ浣腸してまで起こしたんだからよっぽど重要なんだよな?」
「うーん、そこまでじゃないかも」
「お前後で死刑な」
「いや、私がここに来た理由はですね、何故私に休日を与えたか聞くためです、通常ならば私に休日なんてあるはずありません」
ボスがそういうと大統領はニヤニヤしながら
「よく気付いたな」
そういって大統領は話を続けた
「そうだ、本来お前に休日はない、今お前二人の子供預かってるだろ?」
「なんで知ってるんですか?」
「お前に休日を与えた理由の一つだ、後お前師匠っているだろ?」
「ええ、いますね」
「お前の師匠な、傭兵なんかじゃねえぞ?」
「傭兵じゃない?」
「ああ、お前の師匠の正体はロシアンマフィアの幹部だったんだ、しかも超過激派でな、夜な夜な対立しているマフィアの事務所襲っては金を巻き上げてるらしい、だが奴は手を出しちゃいけない所に手を出しちゃったんだ」
「何ですか?その手を出しちゃいけない所って」
「ああ、それはお前のスポンサーの十人将校会だ、十人将校会はお前も知ってるかも知れないが、表向きは多国籍企業だが、裏では銃に麻薬に闇金に人身売買に内蔵に数えたらきりがないぐらいの悪行だらけのマフィアさ、お前の組織のスポンサーじゃなきゃ即刻検挙している、まあ奴等のシノギもたまには役に立つこともあるしな」
「で、師匠はどうなったんですか?」
「十人将校会の怒りを買って生き残った奴はいない、ミンチになってコンクリート菅に詰められて殺されたそうだ」
「それは何時の話ですか?」
「つい昨日の話だ、だいたいお前に子供預けて四時間後って所かな」
「なるほど」
「まあつまり起承転結を話すとだな、十人将校会はお前の師匠が攻撃してくるってのをはじめから知ってたんだ、そんで子供預かってくれる奴ってのはお前位だと言うのも知っていた、だから十人将校会は俺に多額の献金するからお前を貸してほしいって言われたんだ」
「つまり私の休日は大統領の意思ではなく十人将校会の意思ってことですか?」
「そういうことだ」
「じゃあ十人将校会は私に一体何をしてほしいんでしょうか?」
「ああ、それはな、ついさっき連絡があったんだが、どうやら十人将校会はお前の師匠の子供を殺すか売りたがっているな」




