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ボス、歓喜

「一時はどうなることかと思ったぜ」


そう言いながらボスは執務室の椅子に座った、ちなみにあの後アランさんは意識を取り戻し、自分が何をやったか思い出すと顔を真っ赤にして自室に走っていった


「全くですよ、あ、そうそうボス」


副ボスが書類を書きながらボスに言った


「今日から2・3日ボスの仕事は無いそうです」


「なるほど~、ん?ということは?」


「まあ事実上の休日ですね」


そう副ボスが言った次の瞬間、ボスは大声を上げて言った


「・・・・ャッタタああああああああああああああああああああああああ!」


その大声は執務室の窓にヒビを入れ、飾ってある花瓶を粉砕した


「ちょっと静かにしてくださいよ・・・」


そういいながら副ボスはロッカーから塵取りとこぼうきを取り出した


「あ、ああすまん、いや~久しぶりにマイホ―ムに帰ることが出来ると思ったらつい」


「いいですね、休日が貰えて」


副ボスは睨みながらボスに言った


「う、ふ、副ボスも休日欲しいか?」


「いや、どうせ帰っても仕事しかしないんで」


どうやら副ボスは趣味が仕事のようだ、いつか過労死しそうである


「ま、とりあえず帰るわ!」


ボスがそう高らかに宣言した時、執務室のドアが吹っ飛んだ、何事かと思いドアの方をみると中年くらいのおっさんがそこにいた


「休暇あああああああああ?」


「だ、誰ですかこのおっさんは!?」


副ボスがボスに質問するとボスは何故か体を九十度に曲げていた


「おしさしぶりです!!師匠!!」


「師匠!?ボス、師匠ってどうゆうことですか??!」


「後で説明する、とりあえず今は静かにしてくれ」


そう副ボスとこそこそ話していると師匠?が横槍を入れてきた


「おい!休暇ってどういうことだ!つまりお前暇なのか!」


「いいえ、暇じゃありません!家でゴロゴロしたり寝たりパチンコしたりしなければいけません!」


「世の中じゃそういう奴を暇人って言うんだ~!」


そういって師匠?は残像が残る程の速さでボスに近づきアッパーを入れた


ガシャン!


あろうことかボスはそのまま天井に刺さってしまった


「ちょ、待ってください!」


全く状況が分からない副ボスはとりあえずその場を静止した


「まず貴方誰ですか?」


「ん?俺か?俺はティム.バートン、この天井に刺さっている奴にナイフ戦闘術と殺人格闘術を教えた」


「じゃあ何用で来たんですか?と言うかどうやって来たんですか」


「どうやって来たか?簡単だ、便所の天井から侵入してここから懐かしいばかでかい声が聞こえたから侵入したまでだ、要件はこの天井に刺さっているやつに用がある」


「あのー早く抜いてくれません?」


ずっと突き刺さったままのボスが救助を求めた


「うるさい、突き刺さったままよく聞け、これから俺は3日ぐらい家を開けなければいけない、しかしそうすると俺の子供が取り残されてしまう、そこでだ、俺の子供を預かってくれないか?」


「その頼み、否定権はありますか?」


「ない」


「・・・・・・・なるほど」


痺れを切らしたボスは自分の力で天井から抜け出し、一言いった


「ちなみに何歳位の子ですか?」


「七歳の男、十四歳の女だ」


「最高にめんどいことになったな」


こうしてボスは二人の子供を預かる事になった

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