ボス、健康診断
ボスはアランさんに呼ばれて研究室に来ていた
「どうしたの?アランさん、研究室に呼び込んで?」
「まあとにかく座って下さい」
そう言われてボスは用意された椅子にすわった
「ボス、薬射ってからだいたいどのぐらい経ちました?」
「ん~、かれこれ一週間くらいたったかな?」
「そうですか、体に異変とかないですか?」
「いや、全く」
「まあ今は健康かも知れませんが、もしもの時を考えて今から注射を射ってもらいます」
「注射?どんな薬の?」
「まあ、貴方の体を一時的に普通の体に戻す薬です」
「え?じゃあつまり今から普通の体に戻るってこと?」
「まあそうなりますかね?」
その話を聞いたボスは、ふと考えた
「・・・・・なあ、アランさん」
「はい?何でしょう?」
「もし俺が注射嫌いだったらどうする?」
「無理矢理でも射ちます」
「だよな~、うんうん」
「それじゃ、射ちますよ」
そういってアランさんは手に注射器を持った
「あ、アランさんあれ」
そういってボスは指を指した
「ん?何ですか?」
そういってアランさんが指を指したほうを向くと同時にボスはアランさんが持っている注射器を奪い取った、が、手が滑ってしまいアランさんの腕に刺さってしまった
ブニュュュ
「え?」
「あ」
「ボ、ボス?な、なにやったんですか?」
「え?いやちょっとアランさんの腕に注射器を刺しちゃったかな?」
「てことは薬も私の体の中に入ったってことなんですかね?」
「ま、まあそういうことかな?」
途端にアランさんの顔が真っ青になった
「な、なんてことしてくれたんですか!!あれはボス用に作った物だから、一般人に射ったらどうなるか分かんないんですよ!」
「ま、まあ落ち着け、多分大丈夫だ」
「そんな他人事みたいに言わないで下さいよ!」
「まあ大丈夫だって」
そういってボスはアランさんの肩を軽く叩いた
「ひゃん!」
「ど、どうした!?」
「い、いえ、なんか少し敏感になったようです」
「そ、そうか?ん?アランさん、気のせいかなんか体の肉付きが良くなってるけど?」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、それに声も高くなってるし、医務室にいってみよう」
「そ、そうします」
とゆうことで、二人は医務室に行くことにした
「あれ?アランさん?何だか見ない内に随分女々しくなったね」
そう医務室の医者がいった
「悪いがこいつは急患かもしれん、すまないが少し様子を見てやってくれないか?」
そうボスが言った
「まあ構いませんが」




