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ボス、教育の剣

「まだ・・・・・よ・・・」


そう言って華は動こうとした、が


「あ、あれ?動けない?なんで?」


「自分の胸に手を当てて考えてみな」


そう華はボスに言われて、最初華は何を言っているかわからなかった、しかし自分の胸辺りに生暖かい何かが溢れでているのに気がついた、華は恐る恐る自分の胸辺りを見た、


「なに・・・・・これ・・・・?」


華の胸辺りに何か鋭利な物が飛び出ていた、その鋭利な物の正体は少し考えればすぐわかった、ボスがへし折った日本刀の破片だ


「カブッ・・・・い・・・・・・・・・・たい・・・」


自分に破片が刺さっているとわかった瞬間華に激痛が走り、口からの出血量もどんどん増えていった


「痛い痛い痛い痛い!助けて!死んじゃう!私死んじゃうよ!」


「当たり前だろ?俺は殺そうとしているんだから」


「悪かった!私悪かった!だから許し・・・・!」


華が助けを請うている最中に、ボスは華の傷口に指を突っ込みはじめた


「アアアアアアアアアアアア!やめてやめて痛いよう!」


「痛いのは最初だけ、その内意識が飛んで何も感じなくなるよ」


「いや!いや!傷口広げないで!やめて!」


華は泣きながら許しを請うが、ボスは全く聞く耳を持たず指をどんどん押し込んでいった


「すげえ・・・・心臓の鼓動が直でかんじるぜ」


「お、ねがい・・・・・もうやめて・・・」


泣きながら最後の力を振り絞って華は言った


「死にたくないのか?」


ボスが尋ねた


「しに・・・・たく・・・・ない!」


華は確かにそう言った、するとボスは


「あっそ」


グシャグシャ


そういって傷口に手を突っ込み、華の心臓を握り潰した


「あ・・・・・・」


そういって華は絶命した、ボスは華が絶命したことを確かめると傷口から自分の手を抜き取った


「さあ次は誰だ?安心しろ、なるべく原型は留めておくようにするから」


ボスがそういった次の瞬間生徒達が逃げ出した


「うわああああああああああ!」


「殺される!本当に殺される!」


しかし米軍兵士達はそれを決して見逃しはしなかった


ダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダタ!


約10分位米軍兵士達による射撃が続いた、多くの生徒が文字通りこっぱみじんになり、辛うじて原型をとりとめた生徒もいた


「オイオイ!この死体を片付けるのお前達だぞ!これじゃ掃除するの大変じゃないか!ワンショットワンキルでやれ!」


そうボスは怒鳴った後、逃げ出していない生徒はいないのかと辺りを見渡したら一人いた


「お?ミッシェルじゃないか、よく逃げ出さなかったな!」


そう言いながらボスはミッシェルに近付いて行ったら、ピシャ、ピシャ、と足元から音がした、すぐさま足元をみると何か液体が足元の回りにあった、その液体はいったい何処から出てきたか辿って見ると、ミッシェルの足元だった


「おいおい、漏らしている場合か?これから楽しい楽しい決闘の始まりだってのに」


「・・・・・のがしてください」


「は?」


「見逃してください!死にたくない!お願いします!」


「なに都合のいいこと言ってやがる、死んだ奴等の弔い合戦しろよ」


「皆のように死にたくない!私は生き残りたいの!」


「・・・・・・ハハハハハ」


ボスは笑うしかなかった、さっきまで威勢が良かった評議長であるミッシェルが、今では失禁間でして助けを請うているのだ


「・・・・いいぜ、助けてやっても」


「ほ、本当に!」


「ああ、但し条件がある、なに難しいことじゃない、俺が十数える前にお前が逃げ切ればいい」


「それで本当に逃がしてくれるの?」


「ああ、保証しよう、それじゃあ逝くぞ?」


ボスがそういった次の瞬間、一発の発砲音が聞こえた、


「あ・・・・・」


一発の銃弾がミッシェルの足に着弾した

「いた・・・・こ、こんなの聞いていな・・・・」


「そりゃそうだ、言ってねえもん、俺」


もう一発発砲音が聞こえた

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