ボス、教育革命
「理事長!なにもされませんでしたか!?」
そういって職員が理事長室のドアを開けた
「ああ、なにもされなかったよ、さて、生徒を集める事は出来たかな?」
「え、ええ、集めることは出来ましたけど・・・・・」
「何が問題でもあるのか?」
「あの、本当に滅多なことはしない方が身のためです、もし講話会の内容が評議会の気にくわなかったら・・・・・」
「剣でグサッ!てか?」
「その通りです、死にたくなければ余計な事はしない方が・・・・・」
「ふ~ん、なあ、一つ聞いていいか?」
「なんでしょう?」
「生徒のなかに音速を越えた剣激が出来る奴はいるのか?」
「そ、それは流石にいませんが・・・」
「なら大丈夫だ、早く講話会の準備をしてくれ」
その後10分たって、職員から講話会の準備が出来たと知らせがあったので早速ボスは講話会の会場である体育館に向かった、体育館では生徒達が腰に下げている剣をギラギラさせながら待っていた
「ではこれから理事長先生による講話会を始めます」
「こんにちは、クソガキ共」
いきなりボスはぶちまけた
「今日の講話会で話すことはお前たちの緩みに緩みきったオツムについてだ、まず最初に廃刀令をだす、今日から剣を持つことを禁ずる」
そういった瞬間生徒側から一斉に罵声が飛んできた
「ふざけんな!なめてんのか!!」
「平和ボケした先公がごちゃごちゃいってんじゃねーよ!」
「俺達のルールに文句を言う奴は出ていけ!」
「ろくに剣を振るったことがない腰抜けが決闘についてあれこれ言うんじゃね―!」
あれこれ生徒が罵声を飛ばしていると、ある一人の生徒が手を挙げた、瞬間に生徒達は罵声を飛ばすのを止めた、その手を挙げた生徒は・・・・、評議長、エリザベスであった
「先生?私忠告しましたよね?死にたくなければ余計な事はしない方が身のためって」
「そういえば言ってたな」
「なのに忠告を無視するなんて・・・・・よほど痛い目に会いたいんですね」
そういってエリザベスは剣を抜いた
「先生、私ミッシェル・エリザベスは先生に決闘を挑みます」
先生側は動揺し、生徒側からは歓声が沸き上がった
「決闘ってのはどちらかが死ぬまで続くのか?」
「そうです、どちらかが死に、息絶えるまで殺し合うのです」
それを聞いてボスは
「・・・・・・プッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハヒハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「何が可笑しいんですか?」
笑いながらボスは言った
「お前後悔するぜ?」
そういってボスはミッシェルから顔をそらし全校生徒に向かって
「お前達も後悔するぞ!今なら引き返せる、大人しく俺の指示に従って剣を捨てろ!」
そうボスが言った次の瞬間、また生徒側から罵声がとんだ
「死ぬのが怖くなってラリッちまったのか?腰抜け野郎!!」
「お前なんて剣がなくても勝てるんだよ!」
そう数々の罵声を聞いたボスは
「そうか、残念だ、俺のスーツがまた汚れちまう・・・・・・」
「先生?決闘、どうするんですか?」
ミッシェルが質問するとボスは
「いいぜ?決闘、うけてやるよ、この学校生徒全員相手にしてやってもいい」
「言いましたね?」
そういうと、エリザベスの後ろにいる全校生徒が抜刀した




