ボス、自由
「本当に大浴場だわ」
ボスに指定された場所に行ったメリーはぼそっと言った。
「本当に自由な人ね、いつからこんな自由な人になったのかしら?」
そう考えながらもメリーはミヤのほうを向いて言った。
「それじゃとりあえず頭洗おっか!」
「うん」
そう言ってミヤはちょこんと風呂場に用意されている椅子に座った、するとメリーが
「ああん、そこじゃなくておねえちゃんのお膝に座って欲しいな」
と、椅子に座りながらメリーが言った。
「え、でもぼすにはおふろのときにはおひざにのっちゃいけないって」
「私は特別よ!さあ!」
そう言われてミヤは言われたとおりにメリーの膝の上に座った。
「じゃ、洗うわよ?」
そう言ってメリーはシャワーを使ってミヤの頭を洗い出した。
「ふふふ〜ん♪ミヤちゃんの髪サラサラね
」
メリーがそう言うと、ミヤは嬉しそうに笑った。
「えへへ、ありがとう」
純粋マジ萌、メリーは密かにゲスになっていた。
「シャンプー付けるよー」
そう言ってメリーはシャンプーを自分の手に乗せてわしゃわしゃとミヤの髪を洗い出した。
「痒いところない?」
「うん、ないよ」
わしゃわしゃと泡立てて、その泡が下にどんどん垂れていった。
「おねえちゃん」
「ん、なに?」
「おねえちゃんのおまたぬるぬるしてすわりずらい」
ミヤがメリーの顔を見ながらいった、するとメリーは顔を赤くしながら
「ご、ごめんね!すぐ洗うから」
そう言ってメリーはミヤを持ち上げてとなりに置き、シャワーで洗い流した。
「お、お待たせ、さあ座って」
そう言われてミヤは再度メリーの膝の上に座った。
ニュルリ
「ひゃん!」
突然の大声にミヤはびっくりした。
「な、なんでもないわ!」
そう言ってメリーはミヤの髪についているシャンプーを洗い流した。
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「ふー、いい湯だったわ」
そう言ってメリー達は脱衣所から出た、するとボスが入り口で立っていた。
「あれ?副ボスどうしたの?」
メリーが言うとボスが振り向いて近づいてきた。
「ん、いやミヤに用意した部屋にねるか俺とねるか聞こうと思ってな」