ボス、就寝?
祝百話!これまで読んでくださった方、本当にありがとうございます!皆様なくしてこの小説はありません!
FMJをトイレに連れていった後にボスとカリアは部屋に戻った。
「んむう………流石に眠くなってきました」
そう言いながらカリアは目をこすりながベッドに潜っていった。
「兄さん、早く寝ましょ?」
そうカリアはボスに寝ることを促す、等のボスは椅子に座り、また本を読み出した。
「ねえ兄さん、聞いてますか?」
「ん?ああ、なんか目が覚めちまってな、寝れねえわ」
そう言ってボスは本に視線を落とした。
「兄さん眠れないんですか?なら私が子守唄を歌ってあげます!」
「子守唄?」
そう言ってボスはカリアに視線を向けた。
「はい!私こう見えても歌得意なんですよ?」
「いや、いいよ、このまま朝まで起きてるよ」
「そんなこと言わずに!横になってください」
そう言ってカリアはボスの腕を掴み、無理矢理ベッドに寝かせ、膝枕をした。
「では歌いますよ?」
そう言ってカリアは息を吸い込み、歌い出した。
「 眠れ眠れ 可愛し緑子君に 抱かれつ ここちよき 歌声に むすばずや 美し夢」
優しい歌声でカリアは歌い続ける、お、これは眠れそうだな。
「眠れ眠れ 慈愛あつき 母君の 袖のうち 夜もすがら 月さえて 汝が夢を 護りなん」
ああ…………何だか眠くなってきた、考えてみれば生まれてこの方子守唄なんて歌ってもらったことがないな。
「 眠れ眠れ 疾く眠りて 朝まだき 覚て見よ 麗しき 百合の花 微笑まん …………ま、まきゅら…………んぅ……………」
ん?なんか子守唄が途中で止まりかけてるぞ?そう思ってボスは目を開けてみた、子守唄を歌っているカリア本人が自分で歌っている子守唄で眠くなっているのであった。
「もう限界です……………うにゃあ」
そう言ってカリアは横に倒れた、ボスは起き上がってカリアを見た、ほぼ眠りかけていた。
「んむぅ、次は兄さんが歌ってください」
「お、俺がか?」
「はい、兄さんが歌ってくれたら最高にいい夢が見れます」
「ふむ、まあ歌ってくれたしな、いいだろう」
そう言ってボスはカリアの横に座り、歌い出した。
「 ねんねんよい子じゃ ねてくれよ ねんねの親達 どこへいった 抱いてねよにも 戦場は 男ばかりで 乳はなし」
「兄さん、その歌以外は無かったんですか?」
めちゃくちゃ不満な顔でカリアが言った。
「不満か?」
「当然です」
そう言われてボスは考え込み、そしてまた歌い出した。
「 眠れ我が子 ねんねんころり 明るい月が見守る中で 話や歌にまどろみながら そっと目を閉じお眠りなさい ねんねんころり おころりよ」
「ん…………なんか子守唄っぽいです…………………」
「 テレクの流れに濁る大波 刃を研ぐ悪しきチェチェン族 歴戦の強者たる父に守られ 我が子よ、今は静かに眠れ ねんねんころり おころりよ」
「兄さん兄さん、わざとやってます?」
「んなわけない、こちとら真剣だ、ロシアに言った時に教えてもらったんだ」
「兄さんは国際色豊かです……………」
そう言ってカリアはボスのズボンを掴んだ。
「兄さん、普通に寝ましょ?きっと疲れてるんですよ、そんな子守唄を歌うなんて」
「そ、そんなひどい子守唄だったか?」
ボスがそう尋ねると、カリアは無言で頷いた。
「………寝るかな」




