少し昔話をしよう・1
大統領はある記念碑に花束を捧げていた、埃を被ったその記念碑にはいっぱいの花束が置かれていた
「大統領、なにしているんですか?」
声をかけたのは副ボスであった
「なにって、見てわかる通り花束を捧げてるんだよ」
少し笑いながら、ただ少し悲しそうな顔をさて大統領は言った
「そういえば、大統領はボスとかなり仲がいいですが何時から知り合ったんですか?」
「俺が軍人やってたころからだ、その時ボスも軍人やってたのさ」
「大統領軍人だったんですか?」
「ああ、もう随分昔の話なんだけとな、選挙の宣伝になるかも知れないと思って入隊したんだ」
「へ~、じゃあ今の花束は死んだ戦友って所なんですか?」
「いや、戦友にじゃない」
「じゃあ誰にです?」
「・・・・・少し昔話をしよう」
・・・とある熱帯地帯では、民族間による紛争があった、そこにどうゆうわけか、アメリカ軍が介入し、その前線部隊のなかに大統領はいた
「おいシュタイン、シュタイン軍曹!」
そう大統領を呼んでいるのは、当時大統領の上官だった、ザイク少尉であった
「なんですか、少尉殿?」
そういいながら見張り用の塹壕で寝ながら靴を脱ぎ、銃を立て掛けていていた
「なんですかじゃないだろ!今敵が奇襲を仕掛けてきたらどうするんだ!裸足で戦う気か?」
「裸足?ふふふ、少尉私を舐めているのですか?もし敵が奇襲を仕掛けてきたら、0.5
秒の早業で全ての服を脱いで戦います!」
確かに0.5秒の早業で脱がれたら、ビビって逃げるかも知れないが少尉が言いたいのはそうゆうことじゃないと思われる
「馬鹿か?いや本物の馬鹿か?」
「まあ安心してください、私は大統領になるまで死にはしません」
「大統領?お前大統領になりたいのか?」
「なるって言うかもはや天命かと思います」
「神よ、ついに我らを見捨てたもうたか・・・」
急に少尉はその場にひざまづき、祈りだした
「少尉殿、急にどうしたんですか?」
「お前のせいだよ、全くお前のような馬鹿俺の部隊に2人しかいないぞ」
「え?もう一人いるんですか?」
「会いたいのか?」
「まあ少し」
「類は友を呼ぶか・・・・・」
「え?なにかいいました?」
「いや?」
そういうと、少尉は立ち上がり、10分姿を消したかと思うと、一人の兵士を連れてきた、
その兵士こそ、後に特務機関のボスになり、色々やらかす人物、ボスである
「よろしく、俺は・・・・皆からジャックナイフと呼ばれている、ジャックと呼んでくれ」
「そうか、俺はシュタイン・メイソン、大統領とよんでくれ」
「わかったよ、大統領」
その時ボスは、小声でこいつ本物のバカだ、と言ったのは秘密である