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不沈戦艦武蔵 沈み行く戦友  作者: 賀来麻奥
フィリピン日米戦
77/102

激突!!史上最大の海戦=咆吼編Ⅱ=

  大変遅くなりました。もう今回からはラストに向け連日更新します!まぁネット世界では有言無行ですから

「いいよ、いいよハッタリだろ、ワロスワロス」とあしらう方もいるのかな?

 どこに行ってたかというと5泊6日でホテルに行ってて途中で大刀洗飛行場記念館に行ってました。

 日本唯一の零戦32型見てきました。翼端が切り取られ四角い。さらにもう一つ日本唯一である97式戦闘機です。97式戦闘機が正直1番好きかもしれません。いや展示されてませんが1式戦闘機「隼」が好きかもしれませんが・・・。べべべべ別にアメリカ機がかっこいいなんて思ってないんだからな・・・ただ撮影している角度が良かっただけだ。

 まあF4FはブサイクでF4Uは胴体が細すぎて翼が曲がってて、なんというか・・・気持ち悪い(ボソッ)。まあ飛龍もかっこよかったお。(4式爆撃機ね)

 別にする人はいないと思いますが、大刀洗飛行場記念館について聞きたいことがあれば感想コーナーでどうぞ。可能な限り答えたいと思います。

 にしても九七式戦闘機いいなぁ・・・。

 ・・・あぁ愛国者(自分流、軍ヲタの言い訳)は無視してくれて結構です。

 では、どうぞ。

 二一三〇

 武蔵は後方部がアラバマの砲撃により大火災を起こしていた。戦闘能力は特に失われてはいなかった。周辺にいた駆逐艦2隻が火災を沈下しようと接近し水をかけているためもうじき沈下できるかもしれない。

 それより駆逐艦に砲弾が命中する方が心配である。火災が起こるのは大変だが駆逐艦に戦艦クラスの砲弾が命中する方が大変である。なにしろ装甲は薄いところは8ミリである上、魚雷発射管、砲塔、移住部を全長100m程度のところに詰め込むのだから復元力は悪いため魚雷1本で終了である。

 だが、あの戦艦と対峙できるのはこの武蔵くらいであるため自分たちはともかく武蔵は救いたいという気持ちなのかもしれない。

 アイオワが沈没しているが敵艦はまだ2隻いる。武蔵の対18インチ装甲もかなり痛みそろそろ破壊されるだろう。


「あの戦艦は化物か・・・」アメリカ戦艦部隊を率いるキンケイドは既に10発の命中弾を浴びている武蔵を見てそう言った。確かに武蔵が桁違いなみに強いのはグアム沖海戦でも分かっていたことだが、ここに来て真価を知った。あの船は16インチクラスの砲弾はこの位置からでは通用しないのだ。と、いうことはもう少し接近する必要性がる。あの戦艦の装甲は対18インチである。

 距離は2万5000mだ。2万mになれば仮にあのモンスターが18インチ装甲をしていたとしても耐えれる攻撃ではなくなるだろう。

「よし二艦で距離二万までに接近だ。駆逐艦はアイオワの乗組員の救出を続けさせよ。レーダー射撃だからその間にも敵に命中弾を浴びせられるだろう」速度は23ノットで2艦は接近を開始した。

二二〇〇

 武蔵は迫りにくる敵艦に砲撃を行った。この砲撃で武蔵は2発の砲弾をミシシッピに命中させていた。実は縦向きの船に砲撃したほうが命中率がかなり高い。ミシシッピはこれにより第1主砲をブリキ細工のように潰されてしまった。

 その時A-20が姿を現した。わずか3機だった。その3機は対空機銃が壊滅している方格から飛んできた。そして500キロ爆弾を投下しだした。そして1機が第2主砲へと500キロ爆弾を命中させた。

 まともに見ていたものは網膜をやられたであろう。紅蓮の炎が巻き上がり副砲まで破片で損傷した。第2主砲は上に設置されていた対空機銃座を吹き飛ばされて天蓋装甲が歪んで硝煙が第2主砲周辺に広がった。第2主砲は沈黙した。

 「被害状況を知らせよ!速く」伝声管は毒ガスなどが回ってくる可能性があるため使えない。マスクをつけた兵士が第2主砲に入ると砲撃手が倒れていた。どうやら衝撃で体をひどく打ち付けたらしい。

「おい大丈夫か」しかし応答はなく砲撃手以外のものも倒れ、動けるものは4名程度だった。

「第2主砲に予備の兵士を!」そうこうしていると敵戦艦は距離2万に入り再び航空機の爆音が聞こえてきた。 

 

 10分前:ルソン島南部

 「これより海岸線防衛兵士の残存兵士と新たに補充した兵士での総攻撃を行う」日本陸軍はこの時間で北部より3個大隊の援護のみを得て、米軍への夜間奇襲攻撃を試みることとした。総兵力は二三〇〇名で38式・99式歩兵銃他、軽機関銃35丁、重機関銃14丁、軽砲四門であった。

 米軍は夜襲があることを察していた。そのため土嚢、ドラム缶、有刺鉄線、で陣地を構築しM2機関銃を取り付けていた。

「全軍突撃!」軽砲が吼え重機関銃が一斉に援護射撃を行うと銃剣を構えた兵士たちが一斉に敵陣地へと踊りこんでいった。米軍はM2機関銃で12,7ミリ弾を日本兵に送りこんだ。

 弾丸が突き刺さると日本兵は手足が吹き飛び腹や顔に穴を開けた。またかすれただけで重傷を負った。そこに日本兵の軽機関銃と重機関銃の援護が今度はアメリカ兵を襲った。土嚢やドラム缶ではこれを防ぐことができず米兵も倒れていった。

 指揮棒を振り回していた隊長らしき日本兵が拳銃で有刺鉄線をちぎり日本刀で切込にかかった。すかさずほかの兵士が流れ込んだ。第1防衛ラインが陥落し米軍は一斉に第2防衛ラインまで下がっていった。

 その時日本機が米軍を襲撃しにかかった。米海軍のF6Fも同じく来た。零戦43型とF6Fが空戦を開始したが、低空では零戦が有利であった。ただ数は60対100でこれは不利であった。

 巴戦により零戦部隊はある程度の活躍は出来たが、向こうも熟練である一撃離脱で対応する。米軍は報告を受けさらにF6F、F4U、F4F合計100機の援護を行った。そのとき零戦、四式重爆が上空から援護に駆けつけた。これは武蔵援助に向かっていた一部の編成であった。

 銀河爆撃機は爆弾を投下しアメリカ軍の第2防衛ラインを破壊した。

「ジャップのゴミ飛行機が!」アメリカへは怒りに任せM2機関銃を銀河爆撃機に向けて撃った。


二二〇〇 日本機動部隊

 「長官。戦艦は長門だけになってしまいましたね」

「後は西村中将を信じよう」

「・・・そうですね」


二二〇〇

 その爆音は日本軍機だった。ただし零戦43型がほんとんどである。

「爆撃隊は向こうに行ってしまったな」

「まあ陸軍だからな、海上はやはり慣れんのだろう」零戦43型はアラバマに20ミリ機銃による掃射を行った。4機が撃墜されたが総数は30機だった。アラバマはこれで砲撃を中止して日本機の迎撃に回らくてはならなかった。

 一方ミシシッピは距離2万に入り武蔵に砲弾を命中させやすくなった。

 同時に武蔵も敵が近くに来たので当て易くはなった。

「キル、ジャップ!ファイア!」

「撃て!」

 お互いの弾丸が交差した。弾丸が命中するかどうかは1分半後に判明した。

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