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不沈戦艦武蔵 沈み行く戦友  作者: 賀来麻奥
連合艦隊の風
61/102

ドーントレスの奇襲

 4ヶ月で偏差値を20上げる必要があります。勉強を1日10時間以上する必要があるため、睡眠時間から差し引くとパソコンには大きく裂けません。


 ので短文での更新になり、短縮して終了します。


 ドーントレス爆撃機がまい踊るように暗い空よりいきなり出てきた。武蔵の電探はすこぶる調子がよく接近は予知していた。ただそれを撃退可能かどうかが最大の課題であろう。


 武蔵は主砲射撃は効果が無いわけではないが対空砲などの1時停止、視界の悪化に伴い3式弾による対空射撃は禁止となった。それに変わるように副砲が空を睨んでいる。噴進砲や対空気銃は2000メートルから1500メートル内に接近してくれることを願いつつ待ち構えている。高角砲も空をただただ睨んだ。


 「大和」「衣笠」「武蔵」「愛宕」「那智」「足柄」「羽黒」駆逐艦一二隻の計一九隻が輪を描いていた。


 接近したドーントレスにいっせいに射撃したため一旦敵が見えなくなった。赤い閃光が空を光らせた。その暗闇と黒煙の中からドーントレスは急降下してきた。巡洋艦「那智」と「衣笠」がお気に召したのか最初から狙っていたのかは分からないが、それだけをめがけて急降下していく様は魚を取るために口ばしを尖らして海面にダイブするペリカンかそれに類ずるものを連想させた。ドーントレスは32機が来襲してきたため大型艦を沈めるのは不可能と思ったのかもしれない。このドーントレスは1000ポンド爆弾を積んでいるため巡洋艦はひとたまりも無い太平洋戦争前の戦艦でも攻撃を受けるレベルだ。


 「それ!周りのやつらを沈めるんだ。ジャップのフランクも周りの服を蹴散らせば恥ずかしがって戦えないからな」威勢よく編成隊隊長機がジョークを混ぜて左側に機体を倒すと、乱れてはいたが他の8機がそれに続いた。そして180度回転して上下を反転させてとんだ。そしてそのまま機首を垂直に目標に向け降下した。


 衣笠は爆弾を3発交わしていたがこの9機が降下してくる金切り声のような音がしたのに気づくのはいささか遅かった。まともな迎撃も叶わないまま爆弾を落とされた。1機が機首を引き起こせず至近弾となり海面で四散した。


 衣笠はバリバリと音を立てると船体は2つに分断した。海面は早くも渦を巻き始め近くにいた駆逐艦が渦に巻き込まれかけた。機関を最大にしてなんとか避けようとしたときに押しかかってきたドーントレスに撃沈された。


 俺は機銃の射程距離外の敵を見ながら歯軋りをしながら睨んでいた。それでも他の火気は吠えている。衣笠と駆逐艦が沈没し次の目標はもちろん那智である。


 残り12機だったが巡洋艦を沈めるには十分だった。左方向より突っ込んできた爆撃隊だったが面舵を取っていたため交わすことが出来た。しかし交わした進路の正面から来るように来た爆撃機の爆弾は避けれら無かった。

 ガンッ!!缶の中に入れられそれを蹴り飛ばされるような左右と上下の揺れに襲われた。上下と言う浮き沈みを表すまさしくこの文字のごとく艦は強く揺れた。

「艦尾に命中!」叫んだこの偵察員はこの次落下してきた爆弾により海に引きづりこまれた。しかしどちらにしろ最終的に3発を受けると那智は沈んでいった。



 こたらの戦果は数えるほどしかないのにもかかわらず巡洋艦2隻と駆逐艦を沈められる損害ばかり大きくなっていた。



 しかし引き下がる訳には行かない。敵の主力は目と鼻の先である。

 


 オルデンドルフより逃げてきた水雷戦隊を確認した。そのころ朝日が昇ってきた…。


 〇七〇〇 いつの間にか時間が結構たっていた。さてわが国の象徴すべき太陽が上ってきた。これを見て武蔵は艦隊に「天佑ヲ信ジ全艦突撃セヨ」と打電した。



 「敵艦隊との距離3万メートル。主砲射撃用意」その号令は栄光の海戦とつながるものか日本を敗北へと追い込むのかは誰にも分からなかった。

 



 オルデンドルフ艦隊は朝日のまばゆい光に海面は照らされた。そこには2隻船が衝突していてそれで沈み始めていた。日本の水雷戦隊が放った魚雷を受けたときオルデンドルフ艦隊は3式弾と重油の偶然のあわせ技により混乱し戦艦ウェストバージニアと駆逐艦が衝突した。ウェストバージニアはほぼ垂直に差し込んでいた。


 駆逐艦はそれが沈没の原因に…戦艦はそれで動けないところを雷撃に襲われた。あたかも狙われる運命にあったのかのように4本の雷跡が向かってきた。


 20分後に2隻の船は渦の中に消えていったのだった。

 


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