外伝 第2次レイテ沖海戦
さて最終話も書いたし外伝でも書くか。
不足分があったらここで書きます。まずはこれ。
1945年12月17日 「クリスマスプレゼントはレイテ島大爆撃だ」アメリカ軍パイロットのスクワードが部下達に言った。階級は中尉だ。部下のドネッサ・ロープ1等空兵は「よしゃ!生意気な糞ジャップの猿どもに一泡吹かせてやりましょう」と意気込んだ。「バカ。一泡どころじゃないぞ」と友人のハワードが口を挟んだ。
「そのとおりだハワード1等空兵。やつらを石器時代に戻してやれ、猿だから苦労はしないだろう」と思いっきり皮肉っていった。よほどレイテ湾のことを根に持っているのだろう。
翌日ハルゼーより指示があった。最後にはやはりこう言った「kILL JAPS, KILL JAPS, KILL MORE JAPS. You will help to kill the yellow bastards if you do your job well」
皆さんご存知の(ジャップを殺せ、ジャップを殺せ、ジャップをもっと殺せ。任務を首尾よく遂行するならば、黄色いやつらを殺すことができる。)をあらわす言葉である。
そのころ日本艦隊は反攻すべきだという声があがっていたが、日本はそんなに余裕がない。レイテ湾で大損害を与えたのは確かだが、以前航空機での劣勢変わらないのだ。
米軍捕虜が教えてくれた情報はまともなことがなかった。ヒマワリの花の有効性が1番ましだったとさえ言われる。
ヒマワリの花からは油がとれ、葉っぱはサラダとして食べられる。ヒマワリの油で家庭用の油がまかなえるのだという。さっそくヒマワリ育成の進めというのが開始されたが、ヒマワリの種を得るのが大変だった。結局何パーセント否、何百分の何パーセントまかなえたのか分からない。
それはともかく、レイテ島から偵察機が最近しきりに現れるとの電信が来た。何かの前触れではないかと考えられた。一方石油のほうはタンカーからの石油の大量摂取と、4式弾を輸送船に装備したのが大きく作用した。これにより潜水艦の妨害は著しく減った。
しかし相変わらず機雷などで湾が閉鎖されて、その被害が相次いだ。しかしかれこれ被害は30パーセントまでに減少した。また、零戦43型の抜群の航続距離で輸送船の護衛が出来た。
ちなみに零戦43型はもう1つ装備が付いていた。いや装備というより機能だ。トイレだ。強大な航続距離ゆえにこれはかかせないものだった。栄エンジンがやや大きくなったことで機体にわずかながら間が出来た。そこでもう少し広くしてレバーでかどうするようあトイレを作った。トイレといっても鉄パイプのようなもので、そとにそのまま出されるというまったく雑な装置であった。しかしそれ以前零戦のパイロットがといれをどうしていたかを考えればましであろう。
話が変な方向にいってしまったから戻すとするか。
新鋭戦闘機烈風21型のパイロットが全員基知識を学んだのもこの日である。いや実につけたというほうが正確か。量産に入ったのは12月に入ってからである。この烈風21型は航続距離を3時間に引き伸ばしたものである。これにより1000キロ以上飛ぶことが可能だ。烈風の巡航速度は驚くことに350キロもの速度を出すことが出来た。艦上戦闘機としては早い部類に入る。あくまでも日本の話だが。
日本帝国の技術をあつめて作成された最強のレシプロ戦闘機それは、烈風21型なのだ。
そして妹を失った戦艦大和の活躍は?
さて本編終わったし外伝書いてみました。とりま次の話がまだきれいにまとまってませんのでこれを書かせてもらいました。