表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不沈戦艦武蔵 沈み行く戦友  作者: 賀来麻奥
レイテ沖海戦
18/102

レイテ沖海戦その1

 ※実史と異なります。潜水艦や魚雷の発射のタイミングもすべてこの物語の場合であり、勘違いではありません。

 俺達は突入を開始した。

〇六三二  愛宕に6本の雷跡が向かってきた。距離900m これは潜水艦ダーターから放たれたものだ。

案の定米潜水艦だ。「4式対潜弾発射」との命令がきたという。

 距離200メートル ダン!ダン!ダン!6発の4式対潜弾が右舷に落とされた。いつそんなものをつけたのか?俺達が武蔵につけたのもそうだ。これが4式発射弾投射機。ちなみに時間を空けて撃つ必要性がある。そうしないと、電磁石でお互い惹かれあってしまう。

 グングン魚雷が迫ってきた。それを通させんと4式対潜弾が向かい撃った。この時アメリカの魚雷2本はよけれることが分かった。残る4本は命中しそうだ。そして期待の4式対潜弾により魚雷を1本爆破させ、1本の水柱が立った。続いて2本目。そして3本目。しかし4本目の水柱がたった瞬間艦は大きく揺れた。そう愛宕に命中したのだ。場所は艦橋全部だ。速力は8ノットに低下し右舷に傾斜した。

 沈没こそ免れたものの愛宕はほぼ戦闘できなくなった。しょうがないので朝霜を護衛につけ戻っていった。この際海に数十人が落ち大和に移された。また栗田艦長が大和に旗艦を移した。最終的に 計40人程度が大和に移った。この間駆逐艦が機雷を捨てまわしていた。が当たらない。中止したのは39分。


〇六四〇 今度は高雄に魚雷が向かって来た。4式対潜弾(以後4式弾)を発射。計6発。これが奇跡を呼んだ。なんと向かって来た2発をすべて爆発させてしまったのだ。これには高雄の乗組員はもちろんのこと、他の船員も喜んだ。駆逐艦は潜水艦のいた場所を正確に捉えこれを撃沈させた。見事愛宕の仇を取った(愛宕が沈んだみたいだから倍返しというのが正しいのか?)

 

 

 シブヤン海に差し掛かった栗田艦隊は24日8時20分、アメリカ軍第38任務部隊索敵隊(カボット、イントレピッド)に発見された。イントレピッド爆撃隊モート・エスリック中佐は、「戦艦4隻、重巡洋艦7隻、駆逐艦10隻」と報告する。この時第38任務部隊は第2群(ボーガン少将指揮、空母5隻基幹)がサンベルナルジノ海峡付近に、第3群(シャーマン少将指揮、空母4隻基幹)がルソン島の東に、第4群(デーヴィソン少将指揮、空母4隻基幹)がレイテ島付近にいた。また、第1群(マケイン中将指揮、空母4隻基幹)は補給中だった。ハルゼー大将は第2、3、4群の3個群を以って栗田艦隊に対し攻撃を開始した。

 「何故ジャップは航空機がいない」と米軍の攻撃指揮官は疑問を隠し切れなかった。

 

一〇二六 これからは俺の記憶で話す。

 この時間、俺達は第1次攻撃隊45機(戦闘機21 爆撃機12 雷撃機9)より攻撃を受けた。

 対空戦闘用意 副砲が唸った 高角砲がひっきりなしに鳴り響く 機銃から25ミリ弾が3つの銃身から吐き出される。「この当たれええええええええ」と声を上げて撃つ機銃座。「アレを狙え」と指揮棒を振り回す指揮官。その次の瞬間その指揮官は腹に直撃弾を受けもがき苦しみ死亡した。「右舷中心部魚雷1」「4式弾撃て」「よし何とか防いだぞ」「弾をよこせ」と声が鳴り響く中その声を聞き俺は運んだ。

 「1機撃墜」「左舷に至近弾」報告は絶え間なく行われる。この戦闘により武蔵は直撃弾こそ無かった者の人的被害は8人死亡。負傷者は19人に及んだ。そして妙高は右舷後部に魚雷1本が命中。妙高は速度12ノットに低下し戦場を離脱。


一一三八 第五戦隊司令部は僚艦羽黒に移乗した。

 そして第2次攻撃が開始された。

 さてどうでしたか。愛宕は沈没を免れ、高雄はそのまま戦闘に参加。

本当は輸送船などの詳細も書きたいんですが、どうしても話数が増えてしまうので

無理でした(できれば22部くらいに収めたいので)初期は20部で終了予定だった。

 さて第2次攻撃を受けた武蔵はどうなるのか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ