陸海軍新兵器作成その二
台湾沖海戦が終了した後、損害を受けたアメリカ軍は艦隊の編成などの問題で、予定していたレイテ島の上陸を3日ばかり遅らせることにした。
しかし台湾の大嘘戦果を信じてしまったため、レイテの守備など見向きは一切しなかった。
また日本海軍は魚雷に対する新兵器をついに開発させた。
10月17日 この日海軍が完成させた兵器は"4式対魚雷特殊弾"あくまでも、正式名称ではない。ただ皆がそういうのでそう読んでるだけだ。
この兵器は見た目は砲弾のようだ。これは魚雷が向かっているのを発見したときに発射する。すると海中に落ちる。その時先端に電磁石が作動する仕掛けになっている。効果は30秒間だ。遅延信管なので
海中に落ちた瞬間に作動するわけではない。これを早くしてしまうと、発射した船の金属に反応し、発射した船にぶつかってしまうのだ。
そして電磁石が作動し魚雷に向かって潜行し向かっていくのだ。ただ実験は3度程度しか行われてない。
実は魚雷1本はこの当時豪邸が1軒は建つほどの金額がかかるのだ。この実験で3本発射すると1本は命中することが分かった。つまり撃てば必ず当たるわけでは無いのだが33パーセントの確立で命中する。ちなみにこれ材料は石や木が使われている。もちろん金属性のものも使われているが、それは信管・周りの部分・スクリューなどの部分である。相手の魚雷にぶつかり不発に終わらせるのが目的なので、向かって来た魚雷の信管を作動させるのが目的なのである。そこで中心部に石や木材をつめているのだ。これに敵の信管がぶつかり作動するという目論見である。そのためやや安上がりでなのだ。
ちなみに発射機は40センチの砲のようなものだが、爆風も特に無い。基本的には魚雷と同じで海中に捨てるようなかんじだ。
その時陸軍では新型攻撃機を製作していたが、これは・・・そう実史でも戦争末期に使用されたものだ。そう特攻・・ではなかった。そうロケット推進力を使用した攻撃機だ。実はロケットを使用したエンジンを考えた人がいた。それをドイツと相談し早くも図面をこの時すでに得ていた。
ちなみにドイツではこの時戦闘機が製作されていた。
陸軍側の計算によると 時速 800キロメートルで 武装20ミリ機銃×6(場合によって変わる)
搭載量 1トン 魚雷も当然可能だ
陸軍側はこれを景雲となずける予定で、エンジンはまだ製作中だが機体は3機ほど完成していた。失敗したらどうする気なのだろう?
そのころ米軍は、正規空母1隻 戦艦4隻 重巡・軽巡・駆逐艦10隻以上が沈められて、航空機が約三百機程度を失うとの少なからず被害を受けていた。日本なら致命的な損害だ。なんにしろ戦艦4隻をもう1度作るとなればアメリカでも1年はかかる。日本は・・・何年いるだろう?3倍はかかる。いや4倍かもしれない。
航空機のほうは量産体制に入っているがパイロットのほうの問題があった。なにしろ300人近くを失ってるのだ。これの穴埋めは容易ではない。日本では・・・・。アメリカは予備がいるのだ。恐ろしいことだ。
さて海軍の新兵器はどうなるのか?陸軍の新型攻撃機は?日米戦はどうなる?