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不沈戦艦武蔵 沈み行く戦友  作者: 賀来麻奥
崩壊する我が皇国
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零戦42型

 第2艦隊を援護した零戦42型はどこからきたのか?

 俺は疑問に思っていた。

 1時期戦いが終了し俺達はリンガ泊地で訓練している。ここは石油などが採取でき訓練にはもってこいの場所だ。欠点は暑く、ソロモンから離れすぎているため、対処するのに時間がかかるのだ。

 しかし、ここで取れる石油のオクタン数値はもちろん100超えだ。オクタン価というのは石油の純度を示しており、大体100もあればいいのである。今皆さんが親しんで使っているレギュラーガソリンは100を越えており、零戦はもちろん他の戦闘機に入れてもそのまま動くのだ。もちろんこの黒々とした輝きを見せ付ける浮かべる城もだ


 俺はこの時期謎に思ってたことが1つあった。あの零戦はどこから来たのか(この時42型というのは知らない)仲間に聞いても分からないといわれてきた。

 果たしてどこから来たのか?実はこの零戦はマリアナ沖海戦に間に合わせようと猛スピードで開発に取り組んでいた。以下の要目が必要とされた。


 22型と同じ航続距離を持つこと

 速度は 570k/hを上回ること

 32型と同等の格闘能力を持つこと

 巡航速度を従来より早くすること

 30ミリ機銃を搭載すること

 以上の5つは必至とする。


 まあこんな感じだ。まず22型ど同等の航続距離32型と同等の格闘戦の能力は可能とされた。しかし30ミリ機銃については翼がしなり命中率が悪くなることが判明した。さらに速度570キロ以上というのは一番高速の32型の542キロでありそれを28以上あげろというのだ。巡航速度は指定されてないがやはりあげなければならない。ここでまず使用目的をたずねたところ、1発当たれば敵を撃墜でき、なおかつ操縦にしやすさを高めれは錬度が低いパイロットでも十分な戦果が発揮できるのでないかと考えられた。つまり素人が確実に1機撃墜し、熟練者が2機落とせば敵の損害のほうが上回るという考えである。

  ようするに、米軍と同じく1撃離脱戦法が可能な機体がもとめられた訳だ。熟練者はその後にいままで身に着けてきた32型同等のの格闘戦で着実に敵機を落として行くというわけだ。

 簡単に言えば30ミリを敵に当たりやすくし、2機~3機程度おとせる弾薬数を得ればいいということだ。ここで使用されたのが急遽30ミリ機関銃の開発に乗り出した。完成したのが4式30ミリ機関銃でありスペックは次のとおりだ。 初速 748/s  発射速度 380発/分  ガス圧縮を利用  携行弾数65発

であり、携行弾数65発は1番努力した場所である。装備場所は命中力がよくなるようにプロペラの先端につけられた。アメリカのエアコブラという戦闘機もこんな感じだ。

 エンジンは別のエンジンを栄エンジンをモデルにして作成されたいた。そして栄エンジンの直径が3,2センチも増え、+約2キロで1330馬力のエンジンが開発されたが、結局栄エンジンと同等とされ31型とつけられ、重量を300グラム減らし 直径を1,8センチに抑えたエンジンに改良されこれが栄エンジン32型となった。

 22型の機体の翼端の折りたたみをなくし、長さを少し短くし(先端はちゃんと楕円形)そこに7,7ミリ機銃(携行弾数700発)を一丁づつ 翼の付け根に近いところに装備し、栄エンジン32型がはいるようにし、なおかつ視界が変わらないように高さを若干変更したりして作られたのが零戦42型なのである。速度は580キロ 巡航速度も227キロを記録した。爆弾は今回搭載できず、そのかわり蝶型フラップがつけられた。これにより零戦の機動性はますます上昇した。ここまでくると別の機体のようだが、そのままの名称で配備された。が、マリアナ沖海戦には間に合わなかった。しょうがなく硫黄島に飛行場を築いていたのでそこで湾岸警備として送られた。しかしこれが良い方向に動いた。20日機動部隊が壊滅すると残ったエース部隊は硫黄島に向かうように指示された。そしてそこでであったのが42型である。やや不眠のため疲れが出ていた航空隊はこれに乗り前回とは全く違う能力に驚き士気を向上させ、しばらくしサイパン沖に向かっていった。そしてあの海戦で会ったというわけだ。 

 さらに驚くべきことにそのまま硫黄島に引き返したのだ。驚くべき航続距離だ。実は機体を軽量化ぜずに蝶型フラップのおかげで機動性が得れた零戦42型は燃料タンクがやや大きくなっていたのだ。

 飛行機の進化はすごいものだ。



 

 リンガ泊地で訓練していた俺達は30日その零戦42型を近くで見ることになる。なんと機動部隊用に配備されてきたのだ。いや驚きだ。また30ミリを携行弾数が200発ある20ミリ機銃にかえられた甲型もあった。42型36機 42型甲12機 またそれより前のタイプも送られてきた。



 しかしこの時国内ではアルミが不足し始めていた。そのことは俺達は知らなかった。




 


 

 零戦42型の完成までを一応書いて見ました。

 ご愛読感謝しています。

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