あたしじゃだめ?
先生、あたしじゃだめなの?
ガチャ
母「ただいま~、み~い、昨日はごめ・・・・・」
み「おかえり」
母「・・・あんた、その髪どしたの!!?」
み「あ・・・切った☆あはw」
母「あはって・・・あんた・・・」
やば・・・心配してる?
み「あ・・・あのね!昨日切りに行ったんだ!梓と!」
母「あら・・・そう・・なの?それならよかったわ。これ、お土産よ~♪」
み「おーありがと!」
母「これはね・・・」
母が得意げに話しているけど、全然頭に入ってこない。
先生、先生、先生、先生。アイタイよ。会いたくて会いたくて頭がおかしくなりそう。
母「それでね~・・・ってみい?聞いてるの~?」
み「あ・・・ごめ・・・もう行かないと!」
母「そお?じゃあ気をつけてね」
み「うん。いってきまーす。」
あ・・・やっば・・・・携帯!
ガチャ
み「おかあさ~」
母「ひろとさん?娘?もう行ったわ。来て良いわよ♪楽しみましょうね。部屋も、ベットもきれいにしとくわ♪うふふ~」
み「っ!」
ガサササアアアアッ
み「あっ・・・」
母「え・・み」がちゃ!!
ありえないありえない!!!嘘よ!嘘!!信じない!!いや!いやあああッ!!!
み「はぁはぁはぁっっぁ・・・っ・・・ぁっ・・はぁぁっ・・はぁっ・・っ・・・はぁっはぁっ・・はぁっ・・・あ・・あず・・・さ・・・置いてきちゃった・・・・携帯・・はぁはぁ・・・・あ、めぇるきてる・・・っ・・・」
あ・・・あたし・・・・川原に来てた・・・。
座ろうっと。
ドサッ
み「あー、川綺麗~・・・ははっ・・・あはっ・・・・っ・・ああっ・・・ああああ!!わあああああああああああああああああああああああっ」
あーあ・・・また泣いちゃったよ。
先生、負けないって決めてたのに・・・。
親が不倫してるって分かったら・・・泣いちゃったよ。
お父さんが、出張に行ってる間、あんなことしてたなんて・・・
お母さんなんて、きらい
きらいきらいきらいきらい!!!!
もう、家に帰れない帰れないよ。
プルルルルルルップルルルルルルッ
み「・・・はい?」
母「みい?ごめんね。聞いてたんでしょう?」
み「・・・・うん・・・・」
母「・・・お母さんとね、お父さん・・・みいがしらないあいだに、もう離婚したのよ。」
み「えっ・・・」
母「だから、今みいにお父さんなんていないのよ。・・・・ごめんなさい・・黙ってて・・・。」
み「・・・い・・・・・ら・・・」
母「え?」
み「きらいよ!お父さんもお母さんも!何よ・・・何よいつも自分勝手で!!好きなことだけして!秘密ごとだっていっぱいするし!なんなのよ!!!あたしをこれ以上振り回さないでよっっ!!!」
母「み」ブチッ
み「はぁはぁ・・・っ・・・うっ・・・ああああっ・・・うわああああああああああああああんっ」
誰か・・・誰か・・・助けてよ・・・。
?「なーに泣いてんの?」
み「えっ・・ひっく・・・っく・・・ぅぅぅっ」
?「つらいこと、あったんだ?」
み「もお、何もかもいや・・・。」
?「いえに帰れない?」
み「うん・・・っ・・・っく・・・ううっ」
?「俺ん家こいよ」
み「え・・っく・・・・名前・・・」
け「圭一、よろしく。」
み「あたし・・・みい・・・よろしく・・・」
け「なー!その制服って、まさか、花岡ちゅう?」
み「あ・・・うん。」
け「オレも!2年だよ。」
み「あたし・・・1年・・・」
け「サボリ?オレもw」
み「・・・・」
け「いこっか」
ぎゅ
み「えっ・・・ちょ!」
け「いいじゃん、手ぇつなぐくらい」
み「うん・・・・」
あたし、このままどうなるのか、分からないけど、どうでもよくなった。
何されても、どうでもいいって思ったんだ。