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幼馴染は死にたい

今日は遅れてすまないさんです!

髭剃ったり幼馴染が負けないとか面白くってつい、

明日こそは昼に更新したいと思いつつも、出来そうに無いのでここに懺悔します。

(軽い深夜テンション)

 目が覚めた。頭がガンガンする。ボーッとした頭で

自分にもたれ掛かる物に目を向ける。薄っすらと開いた瞳に入ってきたのは、寝息の一つも立てずにぐっすりと眠っている晶だった。

 さっき迄の微睡は消滅し、睡眠前の事をハッキリと思い出す。それでも現実に適応出来ていないからか、頭を撫でながら話しかける。


「ようやく私じゃ無いって分かってくれたのね。今日は何処へ行こうか。あの夏を塗り替えなきゃいけないから、まずは海かなぁ。その後は海の家で焼きそばを食べて。早く起きないかなぁ......ねぇ、早く起きてよ、晶。お願いだから、早く。私が悪かったから」


 次第に現実は虚構を轢き殺していく。千鶴の頭の処理能力では追いつかない位の、雨すらも置いていく速さで。深刻なエラーは、千鶴の体を蝕み傀儡と化していく。引っ張られる様に立ち上がって晶をぬいぐるみの様に引っ張っていく。最早千鶴に理性など残っていなかった。

 ガンッ、ガンッと鈍い音を鳴らしながら階段を降りていく1人と1つ。時刻は午前二時、黒い斑目の彼の服を脱がせ着る。


「えへへっ、彼シャツってこんな感じなんだねぇ。あははぁ、晶ぁ待っててね」


 ハイライトを消した目で溶けるように呟いている。裸足のまま玄関へ向かっていく。外は宵闇に閉ざされ、雨が存在ごと消し去ろうと降り注いでいる。人が消え去ってしまった街で少女は一人歩んでいく。薄汚れたシャツ一枚を羽織り夜道を徘徊する姿は、怨霊の如くであった。何もかもを忘れ去る為に歩む少女はただひたすらに歩き続け、気が付くと田んぼの中の無人駅にいた。

 手にしたスマホの電子音が雨音に残響を残して消える。電車が来るまでの数分は永遠に続く懺悔の時間に感じられた。目の前を光が一条奔る。その後は揺られ流されるがままに終点まで運ばれる。雨音の突く音が絶えず響く車内で、千鶴は在りし日の美しき思い出を懐古する。


「どうして、こうなったんだろう......」


 呟きは誰にも届かず無意味にすり減る。背もたれに身を預け膝を抱えながらつぶやく少女は最早一種の藝術だった。


 

もうそろそろ畳み始めかな〜と思いつつも、ちゃんとここに至るまでの道筋を示したいなぁと思う今日この頃です。皆さんの評価が拙にやる気を与えます!是非皆さん評価と感想の方、よろしくお願いします!

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