転校生はしたい
まずは謝罪を、二日以上も更新を止めてしまい、誠に申し訳ないっす。
言い訳はしません。その代わり再度毎日投稿を心がけていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
魅入られてしまった千鶴に逃げ道などなく、ただひたすら怯えるしか無かった。桔梗の手が伸びる。桔梗を見る千鶴の恐怖の目には、涙が浮かんでいる。桔梗の手が千鶴の髪を鷲掴みにした時、事態は急速に展開した。
「やだっ、止めてっ!何で、何で私なの。痛いの、いやっ」
千鶴の髪をまるでゴミでも運ぶ様に引き摺って行く桔梗と、桔梗の手を退けようと抵抗しながら泣き喚く千鶴。惨状を壁一つ向こうに挟んだ晶は、誰にも聴こえない声で呟く。
「もう......生きていたく無い」
抱えていた膝は小刻みに震え、眼から生気などとうの昔に無くなっていた。
引き摺られついたのは、鏡とベッド、そしてダンボールの箱以外何も無い無機質な部屋。窓は全て目張りがされており、形容するならば、監獄という言葉以外似合わない空間。
そんな暗い空間に投げ出された千鶴は、受け身が出来ず倒れ込む。その時謝ってダンボールをひっくり返してしまう。中から出て来たのは大量の玩具。得体の知れない寒気が千鶴を襲う。
「こ、これは、何?わ、私には、使わない、よね?」
しどろもどろになりながら桔梗へ問い掛ける千鶴を待っていたのは、予想を超えた答えだった。
「はぁ〜、ようやく、やっと、この時が来た......
私はこの時を待っていたのっ!遂に遂に遂にっ!
優しくするからね、千鶴ちゃん」
千鶴を見下ろす桔梗の手にはハサミ、千鶴を見つめる瞳は欲望の濡れ、荒くなった息は、狩をする前の女豹のそれだった。
「ひっ!やだっ、こっち来ないで!」
「ほら、抵抗しないの!ちゃーんと可愛がってあげるんだから」
切り裂かれていく服からは、真珠の肌が覗く。それをじっくりと舐めまわす様に見る桔梗。千鶴の受難は、まだ序章に過ぎない。
初期プロット以上のワースエンドへ向けて一直線!どうもあずれんです。
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