第5話 元カノ襲来
早くもブクマ頂きありがとうございます!すごく嬉しいです(○´∀`○)
「ちょっと!亮!!この女なんなの!寝室から出てきたけど何してたのよ!」
怖い怖い怖い。
彼女か?あれでも彼女いないって言ってた様な。元カノ?
背の高い亮さんの隣に並んでもしっくりくる位彼女も長身だ。モデルさんかな?
メジャーな雑誌で見かけた事ないけど、まぁモデルにも色々なお仕事があるからね。
「・・・来客中だ、って言っただろ。迷惑かけるから早く忘れ物持って帰ってくれる?」
「な・・・・!」
元カノ(仮)は怒りで顔が真っ赤だ。
こういう時は第三者は割り込まない方が良い。お口チャックだ。
「あたしは、亮がそろそろ寂しがるかと思って来てあげたのよ!一方的に別れるなんてあたしは認めてないんだから!」
はい、元カノ決定。
しかし・・・・
「もったいないなぁ・・・・・」
「え?」
「は?!」
(しまった!思ったことが口から出てしまった・・・)
「えっと・・・モデルみたいに美人さんだな~って思って」
「当たり前じゃない、私モデルなんだから美人な事くらい知ってるわ!!」
わお~。自身たっぷり。まぁモデルさんはそれくらいの意識じゃないとね。じゃなくて。
「そしたら今めっちゃ怖い顔になってるのも知ってます?せっかく美人なのにもったいない。」
「な・・・!!!」
あ、しまった。
やっぱり黙っておけば良かった~平手打ちされる??!
元カノちゃんが右手を大きく振り上げた。
ガッ!!
おお~亮さんが元カノの振り上げた腕つかんで回避してくれた~
わ~パチパチ。
「忘れ物って嘘だよね?だって別れる少し前から家に上げてなかったし、そんな物何もなかったし。そういう所が嫌いになったんだよね。結局迷惑かけてるからさ、帰って。次来ても家入れないから。」
おお・・・・・辛辣。ちょっとかわいそうになってきた。
「何よ!!ヨリ戻そうって言って来たってして上げないんだからね!!!」
ツンデレなセリフを吐いて涙目の元カノは去っていった。
「あ~~~~~疲れた・・・・・」
その場にしゃがみこんでしまったので心配になり私もしゃがむ。
「大丈夫・・・・?」
「!? いや、大丈夫って聞くのはこっちというか・・・・いや、うん大丈夫です。ありがとう。」
ふにゃっと笑った顔は迂闊にもかわいいなんて思ってしまった。
短いかな、と思ったので本日中にもう1話投稿します~