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地球、いただきます。  作者: たすくほーぷ
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プロローグ

 



  ━地球の皆さま初めまして。

  いきなりですが、地球って良い星ですよね。他の星に比べても自然豊かでとても素晴らしいです。

  しかしながら僕は思うのです。地球は素晴らしいのですが、そこに住んでいる人類は果たして地球に住んでいて相応しい人類かって。

  なのでここで宣言いたします。


  【地球、いただきます。】



 ピーピーッ

 草木も眠る頃、突然響いたけたたましい音に僕は起こされた。


「.......只今電話に出る気が起きません。ピーっという発信音のあと...」

「なに寝ぼけてるんだコード78番!!貴様は任務を放棄するつもりか!」


  僕のセルフ留守番サービスを最後まで言わせることなく声の主は怒鳴り始めた。けたたましいのは通知音と同じか。


「貴様、地球降り立ってから1ヶ月が経とうとしているが何か進展はあったのか!?」

「えーあー...まぁとりま地球を知るにはまず地球人なりきろうかと高校生やってますよ」

「...高校生?何だそれは。まぁ地球人とも接触はしているようだし分かった事があれば常に報告するように!くれぐれも任務を忘れるな!以上!」


 ほぼ一方的に喋られて切られるという嵐のような連絡が終わった。

「夜中に一方的な仕事の連絡するとか日本ではパワハラもんでしょ...」

 労基署に助けを求めようかと考えたが、僕は寝床へと戻り

 再び眠りついた。睡眠は大事だよ なんせ日本人の朝は早いからね。





「はーーい!駆け込み乗車お止めください!!」

「荷物を強く引いてください!!」

「電車発車します!!」


 ...地獄だ。

 特にこの日本って国は地獄だ。

 毎日毎日朝早くから人間はこんな狭い空間に押し込まれて頭おかしいのではないだろうか!

 押されながら徐々に完全に身体がおかしな方向に曲がっている僕は人間の恐ろしさを再確認していた。


 学生の僕は毎朝この電車で観察対象である人間に潰されながら登校している。人間なんて非力な生き物だと普段は思っているがこの時の耐久性といったら恐ろしい。防御バフでもかかっているのだろうか。


「....くそ...両手が使えないと横画面のスマホアプリできねぇだろうが...」


 こうして僕、進藤飛鳥(地球外生命体)は地球人が作った乗り物に乗り、地球人が作った文明機器にのめりこみ、地球人に紛れて地球の学校に通うのだった。




まずは読んで頂きありがとうございます。


お叱りの言葉があれば、ぜひお寄せください。

読者の方が私を育てるつもりで。


メンタルはおぼろ豆腐なのでどうかお優しい言葉で。

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