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第1話 知性ある若木

木生活・1日目


ぼんやりとした意識が徐々に覚醒されていく。

辺りを見渡そうとしたが視線が……いやそれどころか体が全く動かない。

それにやけに視線が低い、声を上げようとしてもそれも出来ない。

なんだろ、かなしばりなのかな?


未だにはっきりしない意識中、突如として視界に半透明ウィンドウが現れた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


おめでとうございます!


あなたは神々の選定により異世界ルクダウリアへの転生を果たしました。

それではまずステータスと念じて自分の状態を確認してください。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


訳が分からない、何なのコレは? 転生って俺は死んだのか……。

てか、あれ……俺って誰だったけ?


……………………………………


……だめだ、全く思い出せない人間であること地球人だったことと一般教養は以外はさっぱりだ。

体は動かない得体の知れないものが見えるし記憶はない……これ、不味いんじゃないか

そ、そうだステータスって念じれば状態が分かるっと書いてあるし……や、やってみるか?

うん~……胡散臭いはあるが今はそれしか頼れるものがない致し仕方ない。


俺は混乱しながら縋るような思いでステータスとで念じみた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


名前:


種族:インテリジェンス・ヤングツリー


レベル:1 / 5


HP:10/10

MP:10/10


筋力:1

防力:2

魔力:2

抗力:1

速力;0

巧力:1


《スキル》


『植物連鎖』 『吸収Lv1』 『光合成Lv1』『魔力視覚Lv1』


《称号》


〖転生者〗 〖知性ある若木〗


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


え……?


ステータスを見たあと一瞬呆気にとられすぐさまそれもっと大きな混乱へと変わる。


……種族名インテリジェンス・ヤングツリー、直訳すれば知性ある若木。


要するに……俺ただの木じゃんか! それも芽生えたてほかほかの若木ってどう言う事!?

そりゃ動けねーよだって木だしな!

つーかなんでよりもよって木なんだよ、いや木が悪いわけじゃないよ? でも……でもね……せめて歩かせろよ!

何? 一生突っ立ったままシロアリ食われるか伐木されるのがお似合いですね、とでも言いたいの!

ふざけんなよ、俺はそういう人生いや木生の終わり方御免だ、いつか絶対動いたらからなー!!


ぜえ……、ぜえ……。


一頻り心の叫びを爆発させて荒い息(する肺はないけど)を整えてようやく落ち着く。


このままじゃダメだな……よし、まず冷静になって自分の現状把握からだ。


最初に現在場所はあのウィンドウ信じるなら異世界であるルクダウリアって世界の……森中っぽいな。

よく目を? いや目はないかもだが見えるから兎に角凝らすと周りには遥か彼方までいそうな巨木が植えられていた。

ってこれは俺が小さ過ぎるからそう見えるだけか……

自分でもどうなってのか良くわからない視線を動かいして真下を見ると現俺の体であると思われる数cmくらいの若木の幹が地面から伸びてある。


はい確定です、そこどう見ても瑞々しい若木です。


それ以外は……ステータスとかゲームみたいなのはあるがもう一度よく見たほういいかな。

転生したって言うけど前世の記憶は皆無で周りは誰もない森だけ、しかも異世界というね。

信じていいか分からんがこれしか情報収集の手立てがないから一応信じるしかない。


そう思い一端猜疑心は横へ置き改めて現在空白なっている名前は後回しにしてステータス欄の種族名がある文面に集中すると重なるようにしてもう一つのウィンドウが表示された


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


> インテリジェンス・ヤングツリー


その名の通り知能を有する若木。

現在ただの木でしかないがその身には確かな魂と知性を宿しているがためにこの木が

将来どのような変わるかは誰にもわからない……


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


二重で説明見れるんだな、これ。

説明からみるに成長すると何に化けか分からないってことかな?

ここは異世界でステータスに魔力やMPとかあったし、もしかすると魔法とか魔物とかあるかものしれない。

あの文面を吟味すると成長次第では本当に歩けるなるかも……。

それが分かったら全部確かめるしかない、今は一つでも情報が欲しい、いつか歩けるようなるためにも!


その後俺が順番に確認した自分のステータス情報は下記の通りだった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


> レベル

自分の存在の格を表してるとされる数値。

何かを成し遂げるか、他の存在を殺しその格を己が糧のすることで上げることができる。

> MP

生命力を表す数値でこれが低下する徐々に体調が悪くなり0になると死亡する。

> MP

魔力量を表す数値でこれを消費することで魔法や魔力を使うスキル使用可能、ただし0になれば気を失い体調不良を起す、もしくは気絶する。

> 筋力

筋力を表す数値。

> 防力

防御力を表す数値。

> 魔力

魔法の威力を表す数値。

> 抗力

魔法の防御や抵抗力を表す数値。

> 速力

速度を表す数値。

> 巧力

器用さを表す数値。

> スキル

特定の条件を満たした時に得られ、習得した者に恩恵を齎すもの。

> 称号

特定の条件を時に与えられ、恩恵を齎す時もある。

> 植物連鎖

植物の生命活動に関するあらゆるスキルを連鎖的に強化する。

ユニークスキル

> 吸収

接続した相手からHP、MP吸収可能にする。

植物の場合はそれに加え養分や水分を効率よく摂取可能。

> 光合成

光源があるとMP回復速度が向上する。

植物の場合はそれに加え変換効率が上がる。

> 魔力視覚

魔素ある場所では魔素を通して視覚情報を得ることが可能。

> 転生者

転生した者に与えれる称号。

> 知性ある若木

世界初で知性を得た若木に与えれる称号。

成長促進・極小


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


う~ん……まずレベル、スキル、称号の説明えらく曖昧なだ何を成し遂げるとか特定の条件とかあたりが特に。


HPとか筋力……能力値でいいかこれはそのまんまだから速力が0な悲しみ以外は割愛してスキルの『吸収』『光合成』ついてだ。

植物としての基本スキルって感じだなこれは。成長の心強い助けなってくれることだろ。

え、他の技能? 接触相手ないしそもそも動けないから受動的しか使えないし、MPの使い方知らないから一旦スルーだよ、スルー。


次は『魔力視覚』、多分これのお陰で目もない若木でる俺が視覚を保有出来たのだろう。

これは本当に助かった……正直このスキルがなかったら今も混乱してたかもしれない。

魔素どうがとか良くわからんがまあ、これは追々考えるとしよう。


次は唯一のユニークスキル『植物連鎖』、これもまた上記の2スキル同様我が成長の支える力になるだろう。

まだどうやってスキルを得られるは分からないがいずれかは植物の生命活動関連スキルを沢山集めてみるのもいいかもしれない。

ユニークスキルってくらいだし多分有用なスキルであろう……根拠はないがそう信じるしかない。


あと称号の〖転生者〗は特に言うことないからパスで。

だって転生したと言っても知識はあっても記憶はないからまるで実感がないのだ。

だからここはパスで……。


じゃあ最後に〖知性ある若木〗だが……どうやら俺は完全に新種らしい。

まあ、だから何だった話なんだがな俺は植物研究者でもないしな……成長促進・極小があるからラッキーくらいの感想しかない。


そうやってステータス情報をまとめ終えるとまたも勝手に視界に半透明のウィンドウが現れた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


現在あなたが確認しと通りあなたはインテリジェンス・ヤングツリーとして転生さ

れました。

転生の後遺症で記憶はないと思われますがこれは前世あなた自身が同意したことで

すので一切の苦情は受け入れないとお思いください。

因みに元の転生特典の『植物連鎖』に加え流石に何も見えないでは不便過ぎると思

い『魔力視覚』を授けました。


それではこのルクダウリアでのあなたのご活躍を期待しています。


by自然神グライヤ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



……色々とあるがまずはこれから


前世の俺マジで何やってこれてんの!!?


同意すんなよ! なんで同意してんのさ!! あれなの?「人生面倒だからも木になりたい」的なあれだったの? 

そこはもうちょっと頑張れよ! つーか記憶なくなって俺(自分)のことも少し考えろ! あーもう! ほんっとにもうー!!



(不満暴走中、しばらくお待ち下さい。なお、本当にいくら文句言っても受け付けれなかった模様……)



ぜえ……、ぜえ……。


またありもしない仮想の肺が荒ぶってしまったぜ……


しかし自然神グライヤねぇ……兎に角『魔力視覚』の粋な計らいには感謝するがもし会う機会があった転生先に関して徹頭徹尾問い詰めてやる、絶対にだ!














はい、と言う訳で連載開始です……って気分よくやっていきですけどもう不安です。自分を追い込んで執筆意欲を高めるために連載開始したのですが上手くいくか既に作品の一つを投げた身としてはまた同じことをしないか不安で一杯ですがこのまませっかく書いた分が持ったないので結局連載することになりました。


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