無題
テストで書いてみたものなので指摘などあるとありがたいです。
ここは雨宮市。お茶が特産物 で空気がとても良く住んでいるいわゆる田舎。だが雨宮と言えば一番注目されるものがこの一貫校。
中高に加え大学も合併されてる一貫校・雨宮市立雨宮中高大一貫校。学生から"雨"の'あ'と"宮"の'み'から取られてつけられた名前・あみ校という学校の敷地面積は東京ドーム約3個分もあり学級数は国内のランキングトップにも入るほどだ。
この一貫校では付属の2年制大学卒業までを義務付けられている。この学校では入学したからにはそういう義務があるため授業料など一般学校の1/4程にもなっている。偏差値は一般より少し高い程度でこの他に目立った特徴はなかった。
あるとすれば敷地面積が広いのでちょっとした学園都市と言われている。学園祭なんて寝たくても欠伸すら出来ないレベルで盛り上がっている。
このような学校に通う俺の名前は空木蘭丸。高校2年生で日々ラノベ作家になるべく修行している。
今の時刻は朝の7時12分。ちょうど今身支度も終えて家を出るところだったが背後から妹が呼び止めてきた。
「お兄さん、待って下さい。襟が立ってます。」
と俺の制服の襟を背伸びして直してきたのは俺の妹・風磨心羽。小学6年生で常に落ち着きがあり学校では成績優秀・運動万能で男子からも女子からも人気なのだそうだ。
「ああ、ありがとう。では行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
俺の住んでる家は一軒家で学校から徒歩15分強。学校の登校時間は7時55分までだから余裕で間に合うな。
ま、余裕あるし音楽でも聴きながら登校するか。とスマホを取り出そうとしたら狙ったかのように通学路と反対方向の分かれ道から先輩らしき面影が見えた。
「おーい!蘭丸くーん!」
この声は燈先輩の声だった。燈先輩は現在俺の4つ上で大学2年生。かなり明るくてマイペース。
でも燈先輩の影と別の影が2つ縦に並んでる…誰だ?
「蘭丸君、おはよう。いい天気ね。」
ああ、茶野先輩だったか。そういえば茶野先輩は燈先輩の背が大好きなんだっけ。
走ってやってきた先輩方と3人で学校へ向かう事になった。
「蘭丸君ってあみ校に入学してもう8年だけど彼女とか出来ちゃったり…!?」
「からかわないで下さい。というかそんな残酷な現実を俺の口から言わせるんですか…」
「ごめん!嘘だから!」
「でも蘭丸君って普通に彼女居そうよねぇ。何がいけないのかしら?」
「うーん………………普通だから…かな?」
「先輩それ反応に困るヤツです。」
「あれ、そうかなー?」
「ま、でも蘭丸君は普通って言ったら普通よね。何か自分らしいものとかないの?」
「自分らしいものですか……自分で考えてもよく分からないですね」
「蘭丸君らしいものと言ったらやっぱり……あれ、何だろ?」
「いや分かんないんですか」
3人互いに笑いあって登校する通学路も悪くないが…先輩方は大学生だから私服だ。それに比べて俺は制服なので他から見たらかなり目立つ。
学校に着いた。やっぱこの学校の門のでかさは今も馴れないな…と先輩方と別れ高校用の玄関から教室へ向かう。
テストで書いてみたものなので指摘などあるとありがたいです。