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私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…  作者: 11月 ミツシ
第9章、伍長閣下目線、並行世界、戦時下の少し前
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伍長閣下目線、9章9話

長くなってしまい申し訳ないれす…です

聞いたことはある。

少し前、ヨシフとルーズヴェール、チャーチム、私で珍しく昼食を取っていた時に、ヨシフがそんなことをちらっと言っていたような…、いや、ルーズヴェールか?

確かあの時は、そんなわけないだろう…と聞き流したのだが、まさか伏線だったとは…


「…知っていたか。」

「ええ、私の同僚が言っていました…」

「そうかぁ、まあ、とりあえず改めて話しておこう。君の世界の正しい解説について、そして、私達の神族説について、そして、何故異世界にスウェットフェルクロード家があるか」


  ♦  ♦ 【アイゼンハワードによる解説】 ♦  ♦


「1034年1月12日皇帝は退位し国外亡命、皇居は皇太子によって陥落し王侯貴族などは全員逮捕、処刑された。

これにより、長年国民を苦しめていたク連は崩壊し連合国家も解体された。

この、歴史について、いくつかの不明点があげられる。

まず、皇太子の本名、次に何故スウェットフェルクロード家が生き延びたか、そして、ス連の本性…

皇太子の本名は、正直わしらも謎じゃった。だが、わかっているのは、ス連邦の初代大天皇帝という事だけだ…。

じゃが、ある話がある。

神郷妙圓(しんごうみょうえん)】という名前がス連皇族家の家系図の最上位段にあるのじゃよ。

そう、皇太子の本名は神郷妙圓…という名だそうだ。

次に、何故革命の時ク連皇帝の遠い親戚だったスウェットフェルクロード家が生き残り皇位を継いだのか。

皇太子…神郷妙圓は確かにク連最後の皇帝の第1子だった。

そして革命を起こした彼は、皇居内にいた王侯貴族を片っ端から見つけ出し、革命に協力したもの以外の血縁者全員処刑した。

これにより、皇帝の一族はもちろん、上級貴族も全員逮捕、何らかの罰が下され、下級貴族は解体され別の役職についた…つまり事実上は皇太子以外の皇族は綺麗さっぱりいなくなってしまったわけだ。一人を除いて…

その一人は、天ノ神宮(あまのしんぐう)・スウェットフェルクロードだ…。

最初は少女とはいえ、皇族なので処刑すべきだと判断したそうだ…だが、いざ剣を抜いてみるにその子を切ることができない。

何故か?皇太子はこう考えた。

『この子は、神様なのか?』

単純な考えにも思えるが、無論訳もある。古代よりある言い伝えがフェルトワンにはあった。

【神様の子孫、そして神様自身には剣を振ることは出来ない】

おそらくじゃがこの言い伝えにより、皇太子は処刑を諦め、近くで監視できるように皇太后として迎えたのだろう。

そして、彼は皇位についた。

それから約1000年後、第100代目大天皇帝として私が生まれた。もちろんフェルトワンでな。

さて、最後の話、何故スウェットフェルクロード家がこの世界にあるかというのじゃな。

並行世界上ならあってもおかしくはないだろうが、ここは地球じゃ。

君、伍長君としよう。君がフェルトワンに行く前の世界、それが枝分かれしている世界上の第1…幹みたいなものじゃ…

そして、この世界が第13並行世界。分岐点は1945年、君の世界だと日本に原子力爆弾が落とされた日、この並行世界は作られた。

この世界の歴史は、落とされるはずだったその日、B-29から落とされるはずだったリトルボーイはなぜか投下できずにそのまま帰還、だが、帰還後リトルボーイは核分裂を起こし爆破、もう一つの原爆もこれによって誘爆した…そういう世界線上じゃ。


さて、話を戻すが、わしらの家計であるスウェットフェルクロード家は科学者の家としてこの世界に存在した。

だが、その分岐点が起こったその日、先代はこの世界、そして幹となった世界、そしてフェルトワンの記憶をすべて思い出したそうだ。

そして、間違いなく自分たちも神族という確証に…

わしが生まれてまもなく、先代は亡くなったが、その時の持っていた記憶を私が何故か受け継いだ…」


   ♦  ♦ 【アイゼンハワードによる解説終了】 ♦  ♦



「…というわけじゃ」


話が終わり、アイゼンハワードは紅茶をすする。

だが、私の頭の中はある意味混乱していた。

この話が本当なら…?


「義母さん、質問なんですが…?」


おずおずとアドレフが手を上げる。

私は落ち着くために、紅茶のカップに手を伸ばす。


「何で、少女の姿になったんですか?」


ブッーーーーーー

あまりの突拍子な質問に飲んでいた紅茶を空中に飛ばしてしまう。

げっほ、げっほ、何聞いてんのアドルフ君!


「ああ、汚い汚い。ほれ、タオルじゃ…」


差し出されたタオルで汚れた部分を拭きとる。


「で、何の質問じゃったか?」

「いえ、何でそんな姿なんですか?」

「ああ、これか?神様になるもの年とったらこうなった…」

「「マジ(です)か!」」

「…んなわけあろう。試作の若返り薬を試しただけじゃ。」


そうですか。さいですか。

私達はしばらく無言のティータイムへと入った。

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