伍長閣下目線、9章4話
「っていうわけで、君らの世界に行くことにした」
早速で申し訳ないが、今私はレッドヴェーレルリン連合王国領の無人島の一つに来ている。
理由は簡単、この島は私、ヨシフ、ルーズヴェール、チャーチムの自宅予定地が建つ島であるが、今は臨時で建てられた別荘(私の)で私は応接間で私と向かい合って座っていた。
そういえば、最近チャーチムやルーズヴェールを見ないな…
「…すまない、訳が分からんのだが、つまりあれか?私が元いた世界もとい地球に行きたいと?」
「そうだ」
「そして、そこでこの世界のス連の皇族家のスウェットフェルクロード…つまり私の妻の実家の人間に会いに行きたいと…?」
「そうだ」
「そこに行くために、例のタイムマシンを稼働するから、私について来いと」
「そうだ」
「……」
黙り込まれてしまった。
静かな応接間には子供たちの楽しそうな声が聞こえてくる。
「別に断ってもいいんだが…、君たちの身柄は我が国が保護してるし…」
「いや、いいよ…行くよ…」
「そうか、それは助かる」
私が了承し、私は安どのため息を私に気が付かれないようにつく。
うむ、私でゲシュタルト崩壊しそうだ…伍長も結局私だしな…
仕方がない、向こうの私をアドレフにしようか
「じゃぁ、早速行こうか。船はもう準備してあるから」
「少し待ってくれんか、子供たちに挨拶せなけりゃならん」
「それは、かまわないのだが、いいのか?メイドも雇っていないのに…?」
「なぁに、食材は定期的に移動店がやってくるし、家事全般は娘がやってくれるよ。」
娘?ああ、シェルヴェリカさんか…
自分の娘にさんはおかしいな…
あの子は私がここに来るとき一緒についてきたので、今は下の子供たちと遊んでいるのだろう。
「そういえば、いったい何人、子供がいるのかね?」
私が気になったことをアドレフに問い詰める。
「5人だが?」
「そうか…」
多いな…
率直な感想だった。
「って、ほら、はよ挨拶せんか」
その言葉を聞いて思い出したかのようにアドレフが外の子供たちのところに行く。
それを私は微笑んでみていた。




