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ゼルビスタイ大帝国皇帝ビルディガルト目線、8章1話
余がこの国の皇帝についてから20年が過ぎた。
余が治めるこの国、ゼルビスタイ大帝国はこの世界の頂点に上り詰めた。
そして大帝国は世界の新聖地である、ヴェレネシウムにある門を使い異世界を征服することにした。
だが、余は反対である。
「陛下!先遣隊との連絡が途絶えました」
「そうか」
先遣隊は壊滅した。
理由はわからないが、おそらく反撃されたのであろう。
そして余は今、貴族院の議事堂へと向かっている。
貴族院は、67名もの貴族で構成された、余が行う政治の助言やアドバイスなどをする機関だったが、いつだったからだろうか…余よりも権力を持ち始めたのは…
今回の進行も貴族院の決定であった。
『皇帝陛下が御成りになられました。』
正面の扉が開き円卓の議場内にいる貴族院のメンバーが立ち上がり、敬礼をする。
余は静かに、静かに自分の特等席に赴き座る。それを合図に、メンバーが着席を始める。
そして、貴族院の過激な会談が始まった。




