伍長閣下目線、7章7話
国連総会…いや、国際安全保障評議会の緊急会合が終わり私たち4人は本国へ帰還していた。
「はぁ、疲れた…」
王宮の一室、カフェテリアで私はぐったりとしていた。
本来ならこんなことをしている場合ではなく、今あたりで、異次元門を奪還占領作戦をしている最中なんだろうが、いかんせん、新国家なので、無人機を動かす電子機器が届いておらず、兵士もまだ数がそろっていない状態である。
というか、王宮内にカフェテリアはどうなのよ…
「ほれ、伍長。コーヒーだ」
「ああ、ありがとう」
相変わらずの黒いスーツに身を包んだヨシフが、紅茶とコーヒーを運んできた。
「なぁ、覚えているか?こういうことが起こるという夢を見たの…」
「ああ、覚えているさ…」
「……そうか…」
コーヒーを一口飲み、春空の空を見上げる。
窓の外には、そこそこ広い庭が広がっており、地球の東洋日本の桜が植えてある。
……ん?
一瞬コーヒーを吹き出しそうになった。
「のう、ヨシフよ。空になんか飛行機雲がないかね?」
「あるな」
「徐々にこちらに向かってきてね?!」
「奇遇だな伍長。わしもそれ思った」
「逃げた方がよくね!」
「奇遇だな、今それを提案しようしたのじゃが」
顔を見合わせた私たちは、窓から距離を置き奥側の席に移動した…またの名を逃げた。
「なぁ、ヨシフ。あれ何なのだ?」
「伍長。わしのセリフそれ…」
それは、徐々にこちらの方へ向かってくる。
一瞬死を覚悟したが、爆発もしないのでゆっくりゆっくりと目を開ける………………と、
プシュー
煙幕が着弾地点に焚かれてさらにフラッシュバンがたかれる。
「「うっ」」
目の前が真っ白になり、思わず目をつむる。
そして、ゆっくり、ゆっくりと目を開いて私は驚いた。
そこには、私がいた。




