伍長閣下目線、10章3話、選挙6日前。【皇宮財閥は速さが命である】
「皇宮財閥…恐るべし…」
そう感じた。
っというのも、今王立の学校…の前にいる。
昨日、シェルヴェリカ君が部屋から出て行ったら、学校建設に際し幼少中高大までの一貫校を王都に、そのほかの市町村にも小中学校の建設を依頼したら、次の日の朝に電話で…『出来上がりましたので、ご確認ください…』という電話が私のところへかかってきて、来てみたら立派な学校が完成していた所存です。
しかも各地の学校までもが、もう完成しているというね…
「さらに、無償とか…恐るべし皇宮財閥…」
建設費用無償!さらに学校内には必要となる勉強道具やら机やら遊具やら寮まですべて完備されていて無償!
なんだか、あの国(ス連邦)が怖くなってきたよ…
プルルルル
スマホに着信が入る。
このスマホめっちゃ便利!って最近改めて感じた、どうも私です。
「はいもしもし…」
『皇宮財閥国営鉄道建設整備社、社長の木村 修二郎と申します。アーゼルベルクトフ国王陛下の電話番号で間違いないでしょうか?』
「ええ、私がアーゼルベルクトフですが?」
『そうでしたか、すみません。私たちは国営鉄道を世界各地で引いているんですけど…レッドヴェーレルリン連合王国にも引かせていただけないかと…』
「それは、いくらで?」
『寄付という形です』
「本当ですか?」
『本当です。』
「本当ですか」
『本当です。』
「本当なんですか?」
『本当に本当です!』
「本当の本当の本当ですか?」
『本当です』
「そうですか…じゃあ明日打ち合わせという事で」
『わかりました、何時ごろに?』
「3時で」
『わかりました…では』
長いように見えて、実は譲り合いならぬ確認の仕合をしてただけである。
電話が終わり、私はまたしてもこう思った。
「皇宮財閥、恐るべしと」




