伍長閣下目線、2章3話。【図書館は国家の遺産でもある】
ちょっと短くなりました。
凄く…でかい建物です。
私は図書館の中に入った瞬間、あまりにも巨大なため、あんぐりと口を開けてしまった。
それも中はおそらくだが何万冊もの本が収納されているのだろう。
私が指導者だった時代はこんなでかい建物は建てられなかっただろう。
それぐらい大きいのだ。広いのだ。
「っと、いかんいかん。目的を忘れるところだった。」
私は上にかかっているプラカードに目を凝らし、地理や地図というコーナーを探すことにした。
おや…?私こんなに目がよくなったのだろうか。確実に眼鏡はいらなくなったな…。
「地理、地理…っとあったあった。」
地理の中から一枚の地図を取り出した。
そこにはフェルトワンの世界地図が島単位で乗ってあった。だが、不思議なことにそれぞれの国の面積は書いていなかった。
なるほど、今いるペルシアント王国がある中央大陸とス連邦という超大国がある西大陸は陸続きなのか。
えっと、領土でない島はイニシャルが入ってない奴か、そう簡単に見つかる……うん?あった、どこにも属してない島が…
「レッドヴェーレルリン諸島、属さない理由、全国家すべての領海にないため無人島である。国連はこの諸島を新国家建国の領土とし、どの国にも国籍を持たず、特定の条件を満たした人間および獣人のみが建国できる…か」
何故だろうか、私たちの事を示しているような…。だが、まぁいい、とりあえ…うん…?
おそらく、気のせいだろうと思いつつ、地図が置いてあったところへ地図を戻そうとすると何か書かれていた。この地図、ご自由にお持ちくださいと書いてあるぞ…そういうなら。
私は地図を折り畳み静かに入口へと向かう。
「行けたな」
センサーにも反応せずに地図を持ち出した。
まぁ、いいか。ご自由にお持ちくださいと書いてあったんだし。私は悪くない。
「えっと、今は…」
出入り口の近くにかかってあった時計を見る。
「げ、もうこんな時間か」
2時間とは早いものだと、私は思った。
だって、クリーニング屋に行って、服屋に行って、図書館へ来るだけで2時間もかかるものなのかね…?確かに図書館は少し遠かったが、帰り道のルートにあったのだぞ…
まぁ、行き行きに通った通りにはない建物だし…ここを見つけたのも巨大すぎて遠くから目立っていたから来てみただけだが…
そんな言い訳を考えながら私は、急いであの喫茶店へと向かった。




