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夢物語  作者: 朱雀院 飛鳥
2/11

目覚め

どこからか聞こえてきた物音で目が覚めた。

どれくらい時間が経ったのだろう?

起き上がろうとしたが体にほとんど力が入らない。

『お目覚めになりましたか

 けがや呪いなどは確認されなかったようなので安心してください』

ゲームの中なのだからけがなどは心配ない・・・はず。

やっと動けるようになって周囲を見回すと、そこには1人のメイドさんがいた。

仲間は無事だったのだろうかときこうと思ったが、それよりもはやく

『お食事を用意しますのでしばらくお待ち下さい』

そういうとメイドさんは部屋から出ていった。

窓があったので見てみると、外は明るくなっておりかすかに人の声が聞こえる。


「みんなは無事かな・・・」

そう呟いたとき

『みんなってだれのこと?

 誰かと一緒に来てたの?』

声が聞こえてきたほうを見ると、ドアの隙間から少女がこちらを除いている。

そこにいたのはゲームをやっていて何度も見たNPCの女の子・・・

少女は部屋に入ってくると早口に話し始めた。

『もうすぐはがねと夢が来るわ

 なにか聞きたいことがあれば夢がなんでも答えてくれるわ

 夢はなんでも知ってるんだから!

 あなたはどこから来たの?

 帝都の住人じゃないらしいわね

 誕生祭を見に来たの?』

少女はこたえる暇もなく次々に質問をしてくる。今の彼女を見る限りNPCには見えない。


私が戸惑っているとメイドさんが戻ってきた。

『お嬢様 夢見様が探しておられましたよ』

そういうとどこかへ行ってしまった。

ご飯はどうなったんだろう。

『またあとでくるわね!』

少女は走って部屋から出て行った。

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