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夢物語  作者: 朱雀院 飛鳥
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長いトンネル、先を見ても暗くてどこまで続いているのはわからない。

ここは広大な砂漠の地下にあるらしい。

長い間使われていないらしく、周囲には機械が無数に存在しているが、どれも壊れて使い物になら無いものばかり。

キューと私がであってこの洞窟の旅を始めてもう長い。

彼によると、このトンネルはある帝国の首都の近くまで続いているらしい。


旅の途中でつながった別の洞窟から、同じく首都に向かっていたシアンとリアが合流し、私たちは一緒に旅をしていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここ数日キューとリアの様子がおかしい。何かを警戒しているような感じで、小さな音や小動物にも過剰に反応している気がする。

私はキュー達に食料を探してくると言って、シアンをつれ脇の小さな道にはいった。

このトンネルはあちらこちらに脇道があり、たいていそこには食糧庫がある。

『この辺りにはあんまりのこってないね。もうちょっと奥に行ったらまだ残ってるかな?』

シアンはそういって倉庫の奥のほうに歩いていく。

だいぶ奥のほうまで来てから、私はシアンにキューたちの様子について聞いてみた。

『ねぇ、シアン。最近キューたちの様子がおかしくない?』

『そういえば、昨日アイが寝た後にリアが「もうすぐ目的地だ」って言ってたわ。そろそろ地上に出ないといけないみたいね。彼は私も寝てると思ってたみたいで、まだ隠しておきたいみたいだから黙ってたの。』

そう言いながらシアンは封の空いていない保存食を見つけてカバンに入れていく。

『あと一人私たちと合流する子がいるらしくて、その子を待ってるらしいわ。』

『もう一人?』

『キューはアイの事がとっても心配みたいで、その子に私たちが帝都に入るのを手伝ってもらうためによんだみたい。明日にはキューが直接教えてくれるんじゃないかしら?とりあえず今日はもどりましょ。』


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