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哀れな僕等は時に不条理で  作者: ゆうき
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私には何もない。

私には才能と呼べるほどの力などない。



歌のうまい友達。


絵が上手な後輩。



私もそんな突出した才能が欲しいものだ。




勉強も、運動も、人間関係も、顔も普通。


普通普通普通普通。



「私の特徴って何?」


\ 普通なところ /


そのうちどこからかこんな声が聞こえてきてしまいそう。



そんなモヤモヤとした気持ちもどこかにやってくれそうなほど今日は本当に天気がいい。



絶好の日向ぼっこ日和だ。



初夏間近とは思えないほどさっぱりとした空気感に自然と口元が緩む。


縁側での日向ぼっこを存分と満喫したい気持ちもあるが、ふと見た柱時計が12時を知らせようとしていた。



さてさてさて。


お昼ご飯でも作ろう。




oO oO oO






今日のお昼何にしようか。



そんな思考が私の脳内を埋め尽くしている中、とある来客。




「さぁーえーきー」



うわ。オロナインだ。



我が家の縁側めがけ、一歩一歩と近づいてくる一人の女。



「今、うわって思ったでしょ?」



「へへ、思ってねぇですy…」



「その薄ら笑いやめて」



オロナインの鋭いツッコミが私の言葉を遮る。



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