表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『月のひげを持つ猫』

作者:山太郎
十歳の少女ソフィアは、仕事を失った父親が明日、大きな町へ職探しに出発することに心を痛めていた。夜中、窓から月を眺めながら「父さんが仕事を見つけられますように」と願う。その時、庭に一匹の不思議な猫が現れる。銀白色の毛並みと、星のように輝く長いひげを持つその猫は、ソフィアに語りかけた。自分の名はルナといい、この村の月のひげを持つ者だと。ルナはソフィアの心からの願いを光に変え、それを叶うための「きっかけ」を与えると約束する。願いが現実になるには、ソフィアと父親自身が心を動かし、行動を起こす必要があることを告げた。翌朝、ソフィアが父に「お父さんなら大丈夫。きっと良い仕事が見つかります」と伝えると、その言葉に父の心は少し動く。そしてその日、突然、父の古い友人から仕事の紹介が入るのだ。父は無事に良い職を得ることができた。ソフィアは、頬に付着したルナの銀色のひげをノートに挟み、月に向かって感謝の言葉を呟くのであった。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ