表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/22

三種の神器をカスタムせよ! 【Customize The Three Sacred Treasures!】

「セノンのスキルは、おいおい説明するとして、

「解析」があれば、スキルはもちろん、アイテムの説明なんかも見ることができるわ」

「なんと、便利!」


「あと、もう一つの神器テルミットね」

「テルミットって言うんだこの珠」

「今で言うスマホみたいなもので連絡が取れたりナビが使えるんだけどこの時代では必要ないかもね」

「いや、充電しなくてもいいならすごく使えるかも」

「そうだね、地味に充電面倒だもんね」

「あら、そう言ってもらえると嬉しくなるわね、

もう一つさっきの空間転移とまでは行かないけど、

予め設定しておけばその場所になら転移できるの」


「ええ、便利、家にすぐに戻れるってことでしょ?」

「まあ、使い方によるわね」


「やっぱり、三種の神器すごいね」

「でも、理屈が分かればいろいろ応用が利きそうね」

「確かに、テルミットはいいとしてもホウキに乗ってたらさすがにおかしいからね」


「アイテム袋は気に入ってるからこのまま使おっと!」

「やっぱり、空を飛ぶならスカイバイクかな?」

「でも、スカイバイクじゃ重すぎない?」

「確かに、目立たずしかもカッコいいモノってないかな?」


「もう、自分で作っちゃうか」

「できるの?」

「何とかなるでしょ、お婆ちゃんに魔道具の作り方も習ってたし」

「まあ、頑張って」


「ルミオの分も作ってあげるけど、何色が好きかな?」

「えっと、黒かな!ガンメタみたいなのが好みかも」

「なるほど、これは、作りがいがありそうね」

セノンは、ワクワクしているようだった。


「あとは、各スキルの使い方を説明しておくね」

と、シオンは詳しく説明してくれた。


「以上よ、分からないことがあったらテルミットでいつでも連絡してね」

「シオンさん、ありがとうございます」

「ありがとう、お婆ちゃん」

「セノン!」

「ごめん!」

セノンは、可愛く舌を出して笑った。

それを見て、ルミオはクスクス笑っていた。


「ところで、千年迷宮にはどうやって入るの?」

「実は、千年迷宮は、今は私の管轄になっているの」

「えっ?」

「千年迷宮を踏破すると、古代魔導士が出てきたんだけど、もういなくなっちゃったから、私たちに管理が譲渡されたみたい」


「でも、一度行った迷宮だし、あんなところ二度と行きたくないから、放置してあったら、この様ね•••」


「リナが、どこに隠したかが分からないからこまめに宝箱を探して貰うしかないわね」

「場所は、昔はダンジョンだったけど今はただの洞窟になってるようね。

この山のこの辺り!」


「シオンは、ナビの地図で場所を示した」

「そういえば、千年迷宮で、地図上の場所に位置を設定してもテルミットで転移できたわね」

「それが出きれば、大まかな場所ならテルミットでも転移できるかもね」

「おお」


「まあ、ルミオの空間転移には及ばないけど、海外だって一瞬だからね」

「そうなんだ•••」


「魔法の方は、少しずつ試して覚えていくしかないわね」

「どこかに練習できる場所ないかな?」

「千年迷宮の中ででも覚えていけばいいかもよ」

「そうか•••まずは、バイクだね」


「今なら、軽くて丈夫な素材なんかもたくさんあるから良いものが作れそう」

セノンは、いろんな素材を集めて試していった。


「この、「構築」っていうスキルすごいんだけど•••」

「何でも加工できちゃうし、思いのままに組み立てることができる。さらに、「設定」を使えば思ったものが何でも作れちゃう」

「なんだこれ、完全にチートキャラだね。

これはっと•••」


セノンは、可愛くてカッコいいピンク色の乗り物を完成させた。名前は

「スカイレイダーカスタムS2000」

と名付けた。


もちろん、ルミオの分も作って上げた。ガンメタ仕様のめちゃくちゃカッコいいバイクができた。


「ルミオ、喜んでくれるかな?」

セノンは、嬉しそうにルミオの顔を思い浮かべていた。


「あと、テルミットも改良しておこ、これはこれで軽くていいんだけどやっぱりスマホのほうが便利だしね」


セノンは、スマホに転移機能を追加した。これで、スマホで検索した位置に設定すれば、一瞬で移動できる。


「便利すぎなんですが!」


「ルミオ、今大丈夫?」

「うん」

「渡したいものがあるんだけど」


ルミオと待ち合わせをして、早速新しい愛車で向かった。


「わあ、セノンすごいね!できたんだ。すごく可愛いしカッコいいね」

「うん、ありがとう」


「ああ、これはルミオの分ね」

そう言って、アイテム袋からバイクを取り出した。


「わあ、スゴすぎる!本当にカッコいいね」

「気にいってくれた?」

長い髪をかきあげながら、可愛く微笑みかけた。


「うん、名前はあるの?」

「もちろん、スカイレイダーカスタムR2000だよ」

「しびれるネーミングセンス!」

「セノン最高!」

すごく嬉しそうだ。その顔がめちゃくちゃイケメンだった。


「あと、スマホも貸して!」

「うん、はい」

「スマホも、テルミットの機能を追加したから、検索からその場所に移動できるよ」

「これで、どんなに遠くでもすぐに移動ができるね」

「ああ、ルミオは、空間転移できるんだった•••」

「いや、これはこれで便利だからとても助かるよ」

「セノン、ありがとうね」


「このバイク、すごく軽いね」

「動力部分が要らないから、軽量化できたんだよ」

「なるほどね」

「すべての機能は、魔力で働くから燃料の補給も要らないしね」

「あ、ちなみにスマホの充電も要らないよ。魔力で動いてるからね」

「ほえー助かるよ」

「でも、これはすべてルミオの魔力のお陰だけどね!

ありがとう」

ルミオの手を両手で握って、大きく縦に振った。


早速、シオンのところへバイクで移動した。

「すごく、乗りやすい!」

「ねえ、いいでしょ!」

「空を飛ぶのがこんなに気持ちがいいなんて感動するね!」

清々しい笑顔で、微笑んだ。

セノンは、見とれてしまった。


「シオンさん、来たよ」

「あら、いらっしゃい」

「シオンさん、お願いします」

「ルミオもいらっしゃい」


「今日は、なにするの?」

「まず、魔力の総量の増やしかたを教えておくわね」

「えっ、魔力って増やせれるの?」


「ええ、無詠唱で魔法を使うことよ」

「はあ、」

「魔法の本質はイメージなの」

「イメージか、なるほど」


「あなたたちなら、すぐにできるでしょう」

「イメージね、ああ、できた」

セノンは、ファイアを使って見せた。

ルミオも、ウォーターで水を出してみた。


「なるほど、簡単だね」

「私は、常に身体を少し浮かせていたわ」

「私もやってみよ」

「僕は、身体の周りをバリアで覆ってみよう」

「それもいいわね」


「あと、この本を渡しておくわね」

「この本はなに?」

「千年迷宮に入るために必要なの」

「なるほど」

「千年迷宮は、目次にある十章から成っているの」

「この魔法陣みたいなのは?」

「召喚用の魔法陣よ」

「何か召喚ができるの?」


今召喚できるのは、

ホーリードラゴンのバルトロス

シャドウドラゴンのシャドウ

ホーリーウルフのウルン

ムーンウルフのカミナ

スカイレイダーのシロガネ

木の精霊のモックン

雪の精霊のユキナ

モモンガ魔獣のシノブ

灼熱魔人のイフニート

みんな、勢揃いした。


「皆さん、よろしくお願いします」

「よろしくね」


シオンが、それぞれを紹介すると魔法陣へ帰って行った。


「あと、この二人を紹介するわ」

「フランとノアールよ」

「まあ、可愛い猫ね」

「ノアール、よろしく」

「ああ、ルミオかよろしくな」

「ええ、しゃべった?」

「当たり前だろ!僕たちピクシーだよ」

「セノン、よろしく」

「うん、フラン、可愛いし気持ちいいし、最高!」


「よろこんで貰えてよかったわ」

「この子達は、魔法の師匠として付いていって貰うわ」

「フランは光属性魔法、ノアールは闇属性魔法のエキスパートだから、よくいうことを聞いてね」

「はい!」


「一番の問題は食料よ!なるべく多めに持っていってね、最低2ヶ月分くらいは確保しておいてね」

「はい」


「さあて、実際の千年迷宮の攻略法だけど•••」

「ああ、待って待って!」

「どうかした?」


「攻略は、自分達で考えてやりたいの、いいかな?」

「そうね、修行にもなるし行ってらっしゃい」


「最後に、重要なことを伝えなきゃね、ダンジョンを出るには命の石を二つ見つける必要がある、本当は最後に外の人間の命が二人分必要なんだけど、その設定は削除しておいたから命の石があれば戻れるはずよ」


「あとは、カギもお願いね」

「任せて!」

「うん、がんばります!」

次回

【Conquering the Millennium Labyrinth !】

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ